04.08.09 MM第67号
【登頂日】 2004年07月17日(土)
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福井に大雨・洪水をもたらした前線が長野北部に居座り、もっと南なら大丈夫かも、と山へ出かけた。コースはロープウェイで木曽駒、そこから空木岳への縦走である。 自然保護のため車は「菅の台」まで。そこの駐車場に車を置き、そこからはバスで「しらび台」へ向かう。ロープウェイの時刻はHPに8時からとしか出ていなかったが、3連休でしかも花の時期でもあるのでバスの始発も早い。 5時半過ぎのバスに乗りしらび平に着いた。もう、何人もロープウェイを待っていて、1台では乗り切れなかった。それで、次のに乗った。 2612mの千畳敷は風とガスの中にあった。終点駅は出発を躊躇する団体で混んでいた。登山届けを出し、雨具と手袋を付け6時45分に出発した。 (ガスの中を木曽駒山頂に向かう) |
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千畳敷は霧の中を可憐なお花が咲いていた。そんなお花がめあての人も多いのだろう。30人以上の団体2つ等、何人も追い抜き、乗越浄土に着いた。ここまで来ると人は少ない。登山道はよく整備され道幅もあるので自分のペースで歩きやすい。 そこから少し歩くと中岳だ。稜線に出ると急に風が強くなった。風の弱い岩陰で休み、行動食を食べる。 写真のようにガスがかかり、視界約50mで展望はきかない。汗やガスで濡れた体が冷えてくるので、すぐ出発し、8時前に木曽駒ヶ岳山頂に着いた。山頂には40人ほどが休んでいた。 木曽駒ヶ岳は大学3年の秋以来2度目だ。あの時は薄曇りで展望はあり、アルプスの山並みを十分楽しめた。そのあと、今回と同じように縦走した。 (木曽駒山頂の神社も霧の中) |
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山頂は風が強く、風が来ない岩陰を探すのが大変だった。その内に「○○ツーリストの皆さん、降りますよ。」の声。近くで休んでいる2人ずれの初老の女性に「あなたは○○ツーリストではありませんか。」と声をかけていた。どうも、ツアーの何人かは霧と風のため登山を見送り、その人員の把握が十分ではないようだった。30人以上を前後2人のガイドで面倒を見ていた。(これでは遭難の可能性も否定できないな、と思った。) 彼らが下山したら、残ったのは数人だった。山頂神社に登らせていただいたお礼とこれからの縦走の安全をお願いし、山頂を後にした。 団体には追いつかないだろうという時間をとったつもりであったが、すぐに追い越し、中岳に着いた。ここからは宝剣岳に向かった。(NO75 空木岳へ続く) (千畳敷の花も霧が付きしっとりと) |