04.04.26 MM第52号
【登頂日】 1999年08月18日(水)
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富士山、立山と共に昔から日本三名山にあげられている白山。私が登ったのは夏なので白山と言えども白くはなかったが、きっと冬は麓から白く見え多くの人が眺めたり信仰をしたりしているのだろうと思い、歩き始める。 人気の山であるので、荒島岳と違い駐車場にはたくさんの車があり、登山者がいた。 11時半別当出合の駐車場を出発した。ここから登るコースは「観光新道」と「砂防新道」の2つがあるが、砂防新道を利用した。 登山者が多い山であるので、500mごとに距離を示す標識があり、現在位置を知ったり自分の調子を知ったりするのによい。途中、「不動滝」があり、左の写真のような小さな滝があり涼しさを与えてくれる。 上の方の登山道は土砂の流失を防ぐため、石畳の階段になっていた。 (登山路脇には小滝が多い) |
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甚ノ助避難小屋には13時に着いた。そこではヘリコプターから石などの材料を降ろし、土砂流失を防ぐ石畳を付ける作業をしていた。このような大がかりな作業を見たのは初めてであった。炎天下、ヘリも使い器材を運んで、登山道を整備しているのである。そのおかげで、安全で楽しい登山ができるのである。(あまりに立派な登山道ができるのもちょっと・・・)。 14時半過ぎ、白山室堂に着いた。室堂には立派な山小屋があり、多くの登山者がいた。宿泊して周辺を散策するのも楽しいだろう。この室堂平には8月中旬だったが、まだいろいろな花が咲いていた。 (お花が多い白山室堂より山頂を) |
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室堂平から白山で最高峰の2702mの御前峰までは標高差250m。ゆっくり歩いても40分だ。写真を撮ったりふり返って室堂平を見ながら登った。山頂にはガスがかかっていたが、到着した頃には晴れて左の写真のように白山の山々が見えてきた。火口湖の紺屋ガ池もきれいなブルーも水を貯めていた。この時間に登る人は少なく、雄大な自然を1人で堪能させてもらった。 下りはもと来た道を下った。登山道の石並べの職人達はまだ黙々と作業していた。私は休みを取り山で遊んでいるが、申し訳ない気もした。 (御前峰より紺屋ガ池方面を。左が大汝峰、右が剣ガ峰) |