04.04.19 MM第51号
【登頂日】 1999年08月18日(水)
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久しぶりに非常用のツエルトが試したくなった。それで、今回はテントと共に持参した。たまには使って感触を確かめておきたかった。勝原スキー場のパーキングに三角錐の狭い空間に寝袋で寝た。隙間から覗く空は満天の星。天の川がはっきり見えた。家からもかつては見えたこの星々にジーンときた。眠れたが、やはりツエルトは暑くて狭かった。 朝起きると、蛍光灯の下にはたくさんのカブトムシが動いていた。子どもがいれば喜びそうな光景だ。 5時過ぎ、出発した。スキー場のゲレンデを登っていく。30分でリフトの終点に着いた。そこからは急坂であったが、1時間でシャクナゲ平に着いた。いろいろな蝶がいて、20代の男性が蝶を採集していた。 (蝶がたくさんいたシャクナゲ平) |
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シャクナゲ平という名があるくらいで、シャクナゲの木があった。5月頃に来れば花が咲いているのだろう。シャクナゲ平の左開分岐を左折し45分で荒島岳山頂に着いた。朝が早いせいか、ここの山頂はガスが残っていたが、白山方面など他は晴れていて展望は良かった。時刻は午前7時半。夏の山は早朝が暑くなくて気持ちがいい。しかも今日は山頂だけ、少しガスがあり涼しい。薄いガスなので、位置をちょっと変えるだけで左の写真のように展望は充分ある。 これがお盆過ぎの山の朝の天候かもしれない、と思いながら下山を始めた。 (山頂より白山方向の山々の展望を) |
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下山は同じコースを戻ったのだが、シャクナゲ平まで30分。そこにはまださっきの蝶を捕っている若者がいた。どんな蝶を捕っているのか聞いたが忘れてしまった(あまり興味がないことはすぐに忘れてしまう)。 この荒島岳では蝶採集の彼以外には会わなかった。山頂でも駐車場でも。時間も早いし、お盆過ぎの山ではそんなものだろうか。 下山も快調に歩き、9時半前に駐車場に着いた。ミニポーチを車の上に載せ、出発の用意をしたのだが、うっかりチャックを開けたまま、そのまま出発してしまった。15分ほど走り気づき引き返すと、駐車場に私の財布などが散乱していた。人も車もないので踏まれなでそのままにあって、本当に良かった。 (ガスのかかる山頂) |