04.05.10 MM第54号
【登頂日】 1999年08月20日(金)
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吉野の南にある大台ヶ原をめざして、国道365号,306号,25号,370号,169号とひた走る。渋滞に巻き込まれたりして思ったより時間がかかり夜遅くなってしまった。途中、工事中で国道がとぎれ迷ってしまった。ちょうどそこに24時間営業の「むじんくん」があり、老人が入っていた。出てくるのを待っていて道を聞き、午前0時過ぎ、どうにか大台ヶ原駐車場に着いた。左の写真のように入り口では多くの鹿が出迎えてくれた。何頭もいて、こちらを見ていて逃げようとしなかった。夜も遅いので急いでテントを張って寝た。 (駐車場入り口で鹿の出迎えを受ける) |
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翌朝、6時前に出発する。この駐車場から大台ヶ原山の最高峰1695mの日出ガ岳へは30分もかからなかった。 ビジターセンターと大台荘の間の道を入っていく。よく整備された広い山道を歩いていく。左の写真のように下は熊笹、上には木が茂った風景が続く。私は森林限界を超えた高山も好きだが、北八ヶ岳などの苔むした森林やこんな木々の道も好きだ。いかにも鹿が出そうだったが、現れなかった。 (日出ガ岳への山道) |
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たいした傾斜ではないが登りきると日出ガ岳と正木ガ原の鞍部に出る。左の写真のような階段を登ると日出ガ岳山頂に出る。何の木かわからないが白い花が咲いていた。 山頂にはコンクリート製の展望台があった。そこからは360度の展望であった。下の写真はそこからの展望である。残念ながら山の名前はよくわからない。 高い山はないけど、山が深い吉野が気に入った。今回は時間がないので30分弱という最短距離の登山だが、次回は吉野古道や縦走を是非したいと山頂で思った。 (日出ガ岳山頂への木の階段から振り返って) |
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朝も早いため、登山路では一組の老夫婦に会っただけだった。 山頂で、すがすがしい朝の空気を吸って下山開始した。晴れていれば、尾鷲湾や熊野灘の島々まで見えたのだろう。空気が澄んでいる冬なら富士山も見えることがあると本で読んだこともある。 できれば、新緑か紅葉の時期に3日くらいかけて歩いてみたい。 (日出ガ岳山頂からの展望) |