04.05.24 MM第56号
【登頂日】 1999年08月21日(土)
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朝5時に起きた。ガスが出ていたが少しずつ消えてきた。そんな中、6時過ぎ見ノ越を出発した。土曜日だが、2段式の大駐車場には車があまりなく、登ろうと準備しているのは私1人だった。ここには西島までのリフトがあり、15分で着く(歩けば1時間である)。もちろん、この時間にはリフトは動いていない。 剣神社から石段を登る。ガスで濡れたブナなどの木々を見ながら歩いた。リフト終点の西島に着くと左の写真のようにガスが晴れてきた。私は早朝登山が好きだ。どんなに人気の山でも人数は少なく、朝のひんやりした空気で気分爽快になるから。 (登山路「西島」より剣山頂を) |
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西島から山頂への道は、いくつかあるが、早く剣山頂に着きたいので近道の刀掛ノ松経由を通る。 左手にひらける展望を楽しみながら歩いていると、あっという間に山頂の山小屋『雲海荘』に着いた。山頂には剣山測候所があり、観測器具が据え付けられていた。また、なだらかな山頂に向かって植物保護のための木道が延びていた。 早朝にかかっていたガスは上昇し、四国の山々が顔を出した。西日本第2位を誇る剣山の高さや四国の山々の深さを教えてくれた。また、なだらかな尾根の一ノ森、二ノ森方向にはガスが残っており、山頂は雲海の上にあった。 (剣山頂からの展望) |
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そのガスも下山開始の7時半には完全に晴れた。360度の展望を満喫した。 下山は大剣神社を経由した。刀掛ノ松経由よりなだらかで展望が良かった。朝早いためか、中腹の小さな大剣神社はトタンの戸が閉まっていて人の気配はなかった。 思ったより早く登山リフト終点地点の西島に着いた。西島神社を過ぎしばらくするとリフトが動き出しているのが見えた。結構大勢の人が乗っていた。8時から運転開始なのだろう。途中、リフトの下を通過し剣神社のある見ノ越しに8時過ぎに着いた。 気持ちの良い早朝の2時間だった。 (剣山頂のに向かう木道) |