2009.11.30 MM第287号
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【歩いた日】 2009年8月9日(日) 【天候】 曇り 【コース及び時間】 近鉄長野線富田林発8:20=(金剛バス)=8:45河内バス停8:46−10:09大和葛城山〈959m〉10:16−11:10持尾辻 −11:35平石分岐11:47−11:56岩橋山−12:22平石峠12:26−13:02竹ノ内峠 【 登り(河内〜大和葛城山) 1時間23分 縦走(大和葛城山〜竹ノ内峠) 2時間26分 計 3時間49分 】 竹ノ内峠13:07−13:16万葉の森−13:37展望台13:42−13:50二上山雌山〈474m〉13:57−14:15雄山 〈517〉14:20−14:38二上神社口駅への分岐−15:03近鉄南大阪線[二上神社口駅] 【 登り(竹ノ内峠〜雌山〜雄山) 56分 縦走(雄山〜二上神社口駅) 43分 計 1時間39分 】 *コースタイムは休憩や写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。 |
竹ノ内峠から数分で、万葉の森に着いた(写真1) | 少しで山頂というところに「展望台」があった(写真2) |
展望台からの大和葛城山方向の山並み(写真3) | 二上山雌山の山頂(写真4) |
雌山には三角点や石碑などがあった(写真5) | 雄山山頂には「葛城二上神社」があった(写真6) |
【感想 等】 8月の初め、大阪に行った。 ついでに山に登ろうと計画したのが、大和葛城山と二上山である。 近くにある金剛山(NO.247)は2008年に歩いたので大和葛城山と金剛山の縦走はやめにし、二上山に縦走した。 前号で河内から大和葛城山−岩橋山−平石峠−竹ノ内峠(NO286)までを書いた。第2弾は二上山である。 13時過ぎ竹ノ内峠に着き、国道166号線を下る。 この国道は「竹内街道」と名付けられている(看板があった)。 「関西百名山(山と渓谷社)」の本によると、日本最古の国道だそうだ。難波に上陸した大陸文化が奈良の飛鳥に運ばれたり、高野・大峰への参拝の道だったりしたそうである。 山の中の普通の舗装道路であるが、そんな歴史を知ると景色が違って見えてくる。 交通量はそれほど多くはなかったが、歩行者ための歩道は整備されてはいなかった(残念!)。 「ダイヤモンドトレイル」としてもっと売り出すなら、 また、最古の国道として価値を高めたいなら、 是非、車にひかれないような歩道を作ってほしいものである。 途中、東屋風の屋根があった「峠うぐいす茶屋」で合羽を脱ぎ、リュックに入れた。 竹ノ内峠から数分で、「二上山登山口」と書かれた万葉の森の入口に着いた(写真1)。 そこには「ダイヤモンドトレイル」の案内板もあった。 万葉の森には地蔵や石畳もあり、標識を見落としたのでそちらに行ってしまった。 二上山への山道を上がっていくと、「高松塚の石棺 石切場」があった。 大阪周辺には前方後円墳など1500年以上前の古墳が多数あるが、その中に収められている石の棺を作る石を切り出した所の1つなのだろう。この辺りは歴史の宝庫である。 13時半過ぎ、あと少しで山頂というところに「展望台」があった(写真2)。 上に上がってみると、朝から歩いてきた大和葛城山方向の山並みが見えた(写真3)。 上部にガスはかかっているものの、山並みが少し見えて良かった。 展望台から数分で雌山山頂(474m)であった(写真4)。 写真のように草やサクラの木が生えた広々とした山頂である。 三等三角点や日時計、ロータリークラブの石碑などがあった(写真5)。 石碑の近くには数人休んでいた。 良く整備されている。 そして、写真でもわかるように、展望も良い。 天気は今一歩であったが、眼下には奈良盆地が見える。 晴れていれば、大阪湾、六甲、淡路島も見えるそうである。 雌山があれば、雄山がある。2つあるので二上山というのだそうだ。 雌山より40mほど高い雄山に向かう。 途中、直登できそうな細い道を見つけたのでそちらを歩く。 しかし、それははずれで、山腹を巻いて二上神社口駅からの道に合流した。 遠回りをしたが、14時15分、雄山山頂に着いた。 山頂には「葛城二上神社」があった。 周りの壁はブロックでできてはいるが、神社の形からすると由緒ありそうである。 周りを散策したが、雌山に比べると展望は余りよくない。 すぐに下山を開始する。 標高が焼津アルプスと同じくらいなので、下山のめどがつく。 山頂から20分くらい下りると、「畑・春日神社」への分岐に着き、右方向の「二上神社口」に向かった。 やや急な下りではあったが、すいすい下り、15時過ぎに二上神社口に着いた。 「大和葛城山」「二上山」と2山を別々に登る計画であったが、急遽、ダイヤモンドトレイルを縦走し繋げて歩くことにしたが、結果的にはかなり良かった。天気も回復してきたのはラッキーであった。 |