2010.01.03 MM第291号

   私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus
       
                         

城山(しろやま 563m) 神奈川県湯河原町


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この山の私の印象等は・・・                                 

「 最後の車道歩き3.5kmがつらかった 城山 」

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【歩いた日】     2009年9月5日(土)

【天候】        晴れ

【コース及び時間】


JR湯河原駅9:01発−9:28新崎川(宮ノ入橋)9:33−9:52登山道9:57−10:25幕山分岐(林道)10:30−

10:44南郷山〈611m〉10:50−10:59林道−(道迷い30分)−11:45幕山入口11:53−12:03幕山〈625m〉

12:05−12:23東屋−12:39幕山公園−[城山に続く]


   【 登り(JR湯河原から南郷山) 1時間28分   縦走(南郷山から幕山) 35分  

                                        下り(幕山から幕山公園へ) 34分   計 2時間37分 】

幕山公園12:47−13:03登山道−13:32ししどの岩屋13:40−13:50椿台13:57−14:15城山(土肥城趾)14:25

−14:40城山入口バス停−15:30奥湯河原−15:54湯河原温泉『ままねの湯』

  【 登り(幕山公園から) 1時間13分  下り(湯河原温泉まで) 2時間29分 】


*コースタイムは休憩や写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。

【温泉】   湯河原温泉 『ままねの湯』(200円)

  
幕山公園から通行禁止の車道を歩いていく(写真1) 草に覆われて登山道はあった(写真2)
どこが「通行不可」なのか???(写真3) ししどの岩屋(写真4)
城山の山頂もだれもいない(写真5) 熱いが特徴というが私には入れない!(写真6)

 【感想 等】

 9月初めにJR湯河原駅(東海道本線)から登った「南郷山、幕山(NO.290)」の続きである。
JR湯河原駅を9時に出発し、南郷山〈611m〉、幕山〈625m〉、幕山公園と歩き12時半過ぎ、幕山公園に着いた。
幕山公園上の岩場にはロッククライミングの練習をしている人はいたが、他では1組の家族連れしか会わなかった。

 幕山公園管理事務所で城山への道を確認し、「一般車両通行禁止」の車道を歩いていく(写真1)。
その道は新崎川沿いで、川のせせらぎを聞きながら見ながら歩く。
暑さが少しだけ和らぐ。

 600mほど進むと分岐に着いた。
そこには標識があり左折「しとどの窟(林道経由)6300m」と書かれていた。
自分の地形図とも合っている。

 少し行くと、草に覆われた「しとどの窟」の標識があった(写真2)。
そこには「一部崩落のため 通行不可 ししどの窟←→一ノ瀬(梅園)」とあったが、地形図には「一ノ瀬」なる地名が載っていないのでわからない。
手作りではなく立派な標識である。かなり前から通行できないのだろう。公園の管理人さんは何も言わなかったが・・・。
まあ、だめなら引き返せばいい。ここには、他の道の案内は出ていない。

 昔からの道なのだろう。地形図にはしっかりした波線で描かれ、入口には古い石柱が立っている。
昔からの道は、作りに無理がなく一般的には崩落しにくい。

 この標識があるためだろう、踏み跡ははっきりはしているが薄い。
20分ほど歩くと、鎖を張ってある場所があった。
1000m以上の高山ではよく見かける普通の鎖場である。
確かに足を滑らせれば、10mくらい下の沢に落ちるかもしれない。

 その数分先にはまた、「一部崩落のため 通行不可 ししどの窟←→一ノ瀬(梅園)」の標識があった(写真3)。
(地図を付けていただくと、場所がはっきりするのだが・・・)。

 ということは、もしかすると今歩いた鎖場が「通行不可」の場所だったのかもしれない、と思った。
すぐその先が「しとどの窟」入口であった。
両側石柱の柵に沿って登って行くと「湯河原町指定文化財」のしとどの窟があった(写真4)。
ここも源頼朝と関わりがあるとは知らなかった(説明の看板があった)。

 そこから少し登ると南郷山・幕山で歩いた白銀林道へ出た。
(ゲートは閉められていて「車両通行禁止」とあるが、午前中乗せていただいたバイクは何であったのか・・・)。

 反対側にトンネルを抜けると「椿台」であった。
「かながわの景勝50選」だという石碑があった。
名前の通り椿の木がある高台で展望が良く、相模湾、湯河原方面が見える。

 サイクリストが数人休んでいた。
バイクも数台、湯河原温泉からのこの「椿ライン」を上がってきて箱根峠方面に走り去った。

「城山 土肥城趾 →500m」の標識があった。
それに沿って、石畳をゆるやかに登って行くと10分余で城山山頂に着いた(写真5)。
広々とした山頂の真ん中には「土肥城趾」と書かれた大きな石碑もあり、近くには東屋もあった。

 暑いので東屋の中で休んでから、「城山入口バス停」方面に下山を開始した。
時刻は14時半近かった。バス停に着いて、バスの時刻まで30分以内だったらバスに乗り、それ以上だったら湯河原まで歩こうと決めた。

 今回はバスを使う予定はないので、バスの時刻を調べてはいない。
バスに乗れるかは運次第である。
その道は、歩きやすい山道で15分で「城山入口バス停」まで下ることができた。

 バスの時刻を見ると、あと40分あった。
そこには「これより3.5km ようこそ湯河原温泉へ」と書かれた看板もあった。
歩けば温泉にはちょうどバスと同じくらいに着けそうである。

 車が時々通る車道を下っていった。
南郷山までの道も初めはアスファルトであった。
そして、またアスファルトの車道歩きである。

 温泉に寄らなければ南東方向の山道を下ることもできた。
この「城山入口バス停」からまっすぐ降りれそうな道らしきものもあったが、ちょっと心配だったのでやめた。

 15分ほど車道を下ると、車が通れる広さの未舗装道があった。
「もしかすると・・・」と下っていったが、それは源泉への取付道路であり行き止まりだった。
こんなことをしながら体力をすり減らし、車道歩きが嫌になってきた。

 15時半、奥湯河原に着いた。
ここで路線バスとすれ違った(ああ、待っていてバスに乗った方がよかった、と後悔する)。
湯河原はまだだ。
少々足が痛くなってきた。

 湯河原温泉「ままねの湯」に着いたのは16時近かった。
温泉には2〜3人がいた。
源泉のまま入れているという湯は、昨年より熱く入ることができないくらいである。
常連さんは、これでもぬるい方だという。

2〜3分我慢しては、数回入って温泉から出た。
私はぬるめの湯にじっくり入る方が好きである。

 バスの時刻を見ておき、JR湯河原駅に向かい電車に乗り、静岡の自宅に着いたのは19時近かった。
舗装道歩きが長く久しぶりに疲れたが、3つの山と温泉の充実した1日を過ごすことができた。
 

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