2010.02.21 MM第297号

   私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus
       
                         

杓子山 (しゃくしやま 1598m)

山梨県河口湖町・都留市・忍野村(山梨百名山)

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この山の私の印象等は・・・                                 

「 富士山は見えなかったが眺めを楽しんだ 杓子山 」

  *下に私の感想等の文があります。                                                                 
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【歩いた日】     2010年1月23日(土)

【天候】        晴れ

【コース及び時間】


明見登山口P13:19−13:42大権首峠13:53−14:20杓子山〈1598m〉14:30−14:45大権首峠−

15:04明見登山口P


       【 登り 50分  下り 34分   合計 1時間24分 】


*コースタイムは休憩や写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。

【温泉】   不動湯(800円)   富士吉田市大明見

  
林道にはゲートがあり、標識が(写真1) 大権首にはハングライダーの台が(写真2)
霜柱がとけた山道を歩く(写真3) 山頂には素敵な鐘が(写真4)
杓子山山頂(写真5) 不動湯では91歳の男性に会う(写真6)

 【感想 等】

 富士吉田の馬返しから経ヶ岳・富士山6合目まで登ったことを書いた(メルマガNO.295)。
12時半前に、馬返しに下山した。

 時間もあるし、どうしようか、温泉に行こうか
それとも、明日予定していた「杓子山」に登ろうか、などと下山しながらいろいろ考えた。

 当初の計画では、忍野の北部から登って、鳥居地峠から高座山を通り杓子山に行こうと思っていたが、
高座山は不動湯先から登ることにした。

 昼食後、大明見から不動湯を通り杓子山に着いたのは13時過ぎであった。
道幅も狭い砂利道であったが、なんとかゲートまで着いた(写真1)。
そこには車数台を止めることができるスペースと新しい標識があった。

 標識に沿って林道をゆるやかに登って行くと、途中、林道は2つに別れているが標識に沿って右方向に進むと20分余で大権峠(おおざすとうげ)に着いた。
ここには簡易トイレがあり、農家の使うモノラックも付けられていた。
周りに畑はなさそうなのでおかしいな、と思っていたらハングライダーが目の前を飛んでいた(写真2)。
気持ちよさそうだなあ、私も八ヶ岳で1日だけパラグライダーを練習したがパイロット免許を持っている友人が墜落し怪我をしたのでやめた。

 峠から50mほど山頂方向に進むと、ハングライダー用の出発台があった。
そこから出発したのであろうことがわかった。モノラックは彼らが下から上がってくるためのものであろうことがわかった。

 少し休んでから山頂に向かった。
道は霜柱がとけて湿っていた。
周りの木々は少しずつ小振りになり灌木になった(写真3)。
そして展望が徐々に開けてきた。
下に広がる富士吉田市の民家や河口湖も見えてきた。

 山頂まで大権首峠から20分余、杓子山(標高1598m)に着いた。
登山口から正味50分であった。

 山頂では大きな鐘が出迎えてくれた(写真4)。
無事登頂できたことに感謝し、力を込めて鳴らした。
鐘の音は静かな山々に響いていった。
1月下旬とは思えないくらいの、風もなく寒くもない山頂である。

 山頂では、三等三角点の向こうにあるベンチで休んだ(写真5)。
360度の展望が開けてはいるが、雲が垂れ込めそれほどよくは見えなかった。
わかっていて登ったとはいえ、「新富岳百景」にふさわしい富士が見えれば最高であったが・・・。

 代わりに、雲の切れ間から大束の光が差し込んできた。
まるでUFOが着陸するシーンのようであった。

 下山は元来た道を引き返す。
霜柱がとけた山道は滑るから注意して下りた。
山頂から駐車場まで30分余であった。

 途中、下山中の3人組に会っただけの静かな山歩きであった。
ハングライダーと素敵な鐘に偶然会えた山歩きであった。

 下山後は、来る途中にあった「不動湯」に立ち寄った。
山から下りる林道の中腹にあるので10分ほどで着いた。

「旅館 霊水 不動湯」といい、不動尊の湧き水が万病に効くという。入浴ばかりでなく、直接飲んでも治癒力があるそうで、外に汲む場所もあった。
 中に入ると、2人の老人が入っていて聞くと効用等を教えてくれた。
私も飲んでみたが、冷たくおいしかった。
温泉と言っても、冷水をわかしているそうである。

 大広間で休んでいると、常連らしい人達の会話が聞こえてきた。
目の前にいた人は91歳で毎日ここへ来るのが楽しみだという。
91歳になって温泉に入りに来れるとはすばらしいことだ。
私もそんな老後を送りたいと思った。

 遠くからも来るそうであるが、偶然立ち寄った温泉が効用もあり楽しいと余計にうれしい。
  

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