2011.01.03 MM第333号

   私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus 

                                

二王山 (におうさん 1208m) 静岡県静岡市 静岡の百山 

メルマガ250号達成記念!CD−ROM(残りわずか!)      TOPに戻る     


この山の私の印象等は・・・                                 

「 昔からの道を安心して歩いた 二王山 」

  *下に私の感想等の文があります。                                                                 
    メールアドレスを登録していただきますと、この文章が「無料メールマガジン」で毎週あなたに届きます。                                          


【歩いた日】     2010年5月2日(日)

【天候】        晴れ

【コース及び時間】

静岡市湯の森(梅ヶ島手前)7:47−9:00奥仙俣分岐−9:03二王山〈1208m〉9:15−10:03湯の森

     【  登り 1時間16分  下り 48分   合計 2時間4分  】


*コースタイムは休憩や写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。歩き方で全く変わりますので、あくまでも参考タイムにしてください。
 また、温泉等の料金もよく変わりますので、あくまでもその時の料金です。


  
登山口には登山ポストもあった(写真1) 間伐された林の中を歩く(写真2)
新緑の間から山々が見える(写真3) 二王山の山頂(写真4)
大きくなった木の上から山々が見える山頂(写真5) ミツバツツジが迎えてくれる(写真6)

 【感想 等】

 春、GWの記録である。
寒波が訪れている今、春の暖かさや新緑がなつかしい。

 2010年のGWは天気が良かった。
それで、急遽、近くの山に出かけた。

 静岡の北に向かい車を走らせ、「梅ヶ島」手前にある「湯の森」に7時半過ぎに着いた。
バス停近くに車を止め、すぐに出発した。

 日本百名山以外のあまり人が行かないマイナーな山は、登山口がわからないことが多い。
これまでも何回も迷ってきた。
今回も探すのに苦労するかもと思いながら、地形図にある点線の道の位置を確認した。

そして探すと、目の前の民家の横に手作りの「二王山入口」の標識があった。
矢印に従って歩いていくとすぐ、登山ポストのある登山口に着いた(写真1)。

 私はこの山をあまり知らなかったが、登山ポストもある山なのだ。
杉林の中のゆるやかな山道を登って行く。
数分登ると苔の付いた古い石碑があった。
この道が古くから使われている道であることがわかる。
近くには「森の力再生事業施工地」の新しい看板もあり、杉林の間伐を行ってある。
間伐を行うと、林の中が明るくなって春の雰囲気をより感じることができる(写真2)。

 50分ほど登ると、雑木林に代わり、新緑が気持ちいい(写真3)。
周りの山々も樹林越しに見えてくる。
ここまで来ると尾根に出て、快適な山歩きである。

 9時、奥仙俣への分岐に着いた。
手作りの標識が木に付いている。

 そこからすぐに二王山(標高1208m)であった(写真4)。
20年ほど前の『静岡県登山・ハイキングコース143選(静岡県山岳連盟)』には「十枚山、大谷崩などにくらべ人気のない山である。それだけに、静寂を秘めた山頂は明るく開け、周囲の山々の眺望がすばらしい」と、ある。

 たしかにこの「二王山」には、十枚山、大谷崩などの山にある登りごたえや華やかさがない。
また、それ故に静寂に包まれている。
しかし、眺望のすばらしさもあと一歩かな、という感じである。
周りの木々が大きくなり眺望を妨げているからである(写真5)。
まあ、それも自然のなせる技。
仕方がないことである。
大峰奥駆道(メルマガNo.160)の南部はほとんど樹林の中ということを考えれば、こちらの方がよいのかもしれない。

 近くを散策すると、ミツバツツジも咲いていた(写真6)。
周りに枯れ枝が多い中、このショッキングピンクの花がひときわ目立つ。
誰にも会わない中、この花だけが私を待っていてくれたようでもある。

 木々の上の方を見ると淡いピンクのヤマザクラも咲いている。
見上げなければ気づかなかった。

 それらに別れを告げ、下山を開始した。
下山は元来た道を戻る。一度通れば、慣れたものである。
すいすい下る。
登山口近くではヤマブキの花も咲いていた。

 正味2時間の適度な山歩きであった。
暖かくなったら新緑を求めて、また手頃な山歩きをしたい。

 私の出合った百名山HPトップ   発行済みMM 「日本百名山」TOPに戻る   masarusにMail

inserted by FC2 system