2011.09.11 MM第361号
*下に私の感想等の文があります。
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【歩いた日】 2011年7月17日(日) 【天候】 薄曇り 【コース及び時間】 佐武流山登山口5:28−(大岩歩道)−5:54林道に合流−6:16林道分岐−6:42登山口6:48−6:59沢渡り− 7:21/26−7:43物思平−8:34ワルサ峰8:40−9:06赤沢源頭9:11−9:21坊主平−9:55佐武流山〈2192m〉 10:05−10:30坊主平−10:37赤沢源頭10:42−11:07ワルサ峰11:16−11:50物思平11:55−12:20沢渡り 11:27−12:41登山口−13:04林道分岐13:09−13:30大岩歩道下山口−13:49佐武流山登山口P 【 登り 4時間5分 下り 3時間13分 計 7時間18分 】 *コースタイムは道迷いや写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。歩き方で全く変わりますので、あくまでも参考タイムにしてください。 また、温泉等の料金もよく変わりますので、あくまでもその時の料金です。 【温泉】 切明温泉[河原の露天風呂] (0円) |
前日に登山道をチェックする(写真1) | 林道からの登山口には1人用のテントが(写真2) |
ワルサ峰には登山者が休んでいた(写真3) | 佐武流山の山頂(写真4) |
帰路、尾根道からの展望(写真5) | 飛び石でそのまま渡ることもできるが・・・(写真6) |
【感想 等】 海の日の3連休、長野県北東部、新潟県との境にある山に行った。 1日目は「鳥甲山(メルマガNo.357)」に行ったことを先日書いた。 12時過ぎに鳥甲山から下山し、切明温泉に入り、その後佐武流山の登山口に移動し、読書をしたりうとうとしたりしていた。 登山口も当初は、「ドロノキ平」に行こうと思っていたが、少し手前に「大岩歩道」があり、近道と書かれていたのでそちらにした(写真1)。 (地図を見ると少し近道になるように思った) 翌17日、5時前から出発する人もあった。 ガイドブック(二百名山登山ガイド)には「秘境」「秋山郷の最高峰」「本コースは非常に長いだけに山中泊も考慮しよう」「急坂の登下降が続く」「何より行程が17kmと非常に長い」等の言葉が並ぶ。 早い出発も無理はない。 私は5時半頃、出発した。 ここに止められた車は5台、すでにみなさんが出発していた。 白樺の木々の中に付けられた山道を直登する。 両側にはクマササが多いが、キヌガサソウの葉もある。 30分ほどで林道に合流した。 ちゃんと標識があり安心だ。 また、林道の両側は樹林になっていて太陽の日差しを遮ってくれるのがうれしい。 少しぬかるんでいるところもあるが、歩きやすい。 林道に合流してから20分ほどで林道分岐に着いた。 ここは国道405号線から登って来る道との合流点である。 この道は平坦なとても良い道ではあるが、ゲートで遮られているのが残念である。 この林道分岐から25分で登山口であった。 そこには1人用のテントが張られていた(写真2)。 1時間余、休まず歩いてきたので、少し休んでから細い登山道を下っていった。 10分ほど下ると5mほどの沢、檜俣川に出た。 昨日、おばさん達も徒渉せず、ロープにつかまって渡った、と聞いたので私も挑戦した。 真ん中の石は小さくバランスをとるのが難しく、川に落ちそうになったが何とか通過できた。 昨日話を聞いてなかったら、靴を脱いで渡っていただろう。 (帰りに通ったときには、ちょうど靴を脱いで渡る人がいた。写真6) そこからは急登だ。 キボウシの藤色の花を見たり根っこが絡まった木を見たりしながら登る。 30分も登るとシャクナゲの木も多くなった。 7時半過ぎ、物思平に着いた。 急登で少し休んだので、ここは通過することにした。 傾斜はやや緩くなったので歩く調子が出てくる。 尾根歩きは快適で、好きだ。 しばらく歩くと赤倉山などの山々が見えてきた。 8時半過ぎ、ワルサ峰(標高1870m)に着いた。 そこは北側の展望が開けていて年配者が2人休んでいた(写真3)。 私もそこで昼食を取りながら展望を楽しむことにした。 あとは高度にして300m登ればいい。 展望もかなり開け、進行方向の佐武流山も見えてきた。 30分弱で西赤沢源頭に着いた。 ここは赤倉山、苗場山への分岐でもある。 ちょうど、テントを背負った人が赤倉山の方から登ってきたところであった。 そこからは10分ほどで坊主平を過ぎ、10時前に佐武流山(標高2192m)に着いた(写真4)。 東側が開けていて新潟県の山々が展望できる。 ここから白砂山に続いている。 白砂山には明日行く予定であるが、ここから行くことができれば近い。 (藪こぎ、ということで下道を車で行くことにした。) 山頂に立つと、下山後の温泉が楽しみになってくる。 昨日入った河原の露天風呂、切明温泉にするか、その上にある雄川閣ににするか迷う。 河原にある無料の源泉は滅多に入浴できないので、そちらにすることを決めた。 さあ、あとは来た道を戻るだけだ。 周りの風景や草や木々を見ながら歩く。 アップダウンの少ない尾根道は気持ちがいい(写真5)。 10時半過ぎには赤沢源頭に着いた。 11時過ぎにはワルサ峰に。 あとは水無尾根を下ればいい。 どんどん下り、12時半近く、檜俣川に着いた。 ちょうど、靴を脱ぎ1人が沢を渡っていた(写真6)。 彼は足を乾かしながら休憩を取るようであった。 そんな方法もあるな、と思ったが、私は沢で顔を洗って汗を流してから休憩を先に取った。 休んだ後、私が靴を脱がずに、ロープにつかまり飛び石に川を渡ったら、彼は驚き笑っていた。 私も前日の入れ知恵がなければ靴を脱いだであろう。 そこから10数分登れば登山口である。 黄色いテントはまだそのままあった。 天気も良くなり、行きよりは暑かったが、1時間余で車に着いた。 切明温泉は、わずか5分ほどで着くのでうれしい。 14時過ぎには河原の温泉で汗を流すことができた。 昨日とは変わり、水着の子供達が10人近く遊んでいた。 その両親やら観光客が多く、何となく入りづらかった。 湯に浸かって休んでいると話しかけてきたのが前日、佐武流山の登山口で声をかけてきた新潟の男性だった。 「masarusのコーナー]書いたように、このメルマガ・HPの読者であった。 偶然のうれしい出合いであった。 入浴後、白砂山に向かった。 県道471号線を南下し、かつて歩いた岩菅山の登山口を通り、国道292号線に 出る。笠ヶ岳、横手山、草津白根山と、かつて歩いた山々が並んでいる。 なつかしく思い出しながらも、佐武流山の尾根づたいにありながらなんと白砂山の 遠いこと。 草津町から国道405号線に出て北上する。18時過ぎ、ようやく野反湖富士見峠 に着いた。そこはニッコウキスゲのお花畑であった。(次号に続く) |