2012.06.25 MM第397号
*下に私の感想等の文があります。
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【歩いた日】 2012年3月23日(木) 【天候】 雨 【コース及び時間】 7:10霧島東神社P−8:11/8:16−8:51二子石下(あと1.4km地点)8:55−9:57霧島東神社P 【 歩いた時間の合計 2時間38分 】 *コースタイムは道迷いや写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。また、歩き方で全く変わりますので、あくまでも参考タイムにしてください。 温泉等の料金もよく変わりますので、あくまでもその時の料金です。 |
霧島東神社は雨に煙りひっそりとしていた(写真1) | 100m歩くと登山禁止の標識が・・・(写真2) |
ガスに煙る中をひたすら歩く(写真3) | 大雨で山道が川になる(写真4) |
御池も静かに雨の中に(写真5) | 霧島東神社の境内もひっそりと(写真6) |
【感想 等】 朝から雨だ。 高千穂峰周辺は閑散としている。 それは、雨や平日のせいだと思い込んでしまった。 霧島東神社駐車場も私以外の車はなかった(写真1)。 雨で出発するのをためらったが静岡からわざわざ来ている、よし、と重い腰を上げ7時過ぎに出発した。 駐車場には神社に行くには左、高千穂峰は右だと書かれていた。 樹林を数分歩くと看板があった(写真2)。 それには「御鉢・高千穂峰登山禁止」と書かれていた。 (そんなぁ・・・・) そこには入山を阻止するような柵も詳しい地図もない。 (そう言えば、1年くらい前に新燃岳が噴火して入山できなくなったのだった)、と曖昧な記憶がよみがえってきた。 地図を出し確かめ、(行ける所まで行ってみよう、危険なら柵があったり火山灰が降り積もっているはずだ)、と前進することにした。 〈あとから考えると、この判断は間違っていますので、まねしないでください〉 樹林がどこまでも続き、緩やかに登っていく。 雨はしだいに強くなっていく。 引き返そうと思いつつ、そのタイミングがつかめない。 出発から1時間が過ぎたが樹林の中を歩き続けている。 徐々に風も強くなってきた。 ガスも出てきた。 8時51分、「高千穂峰→1.4km」の標識まで来た。 たぶん、二子石の下あたりだろう(写真3)。 風が強く、展望も開けないので周りの様子は見えない。撤退を決め、引き返すことにした。 〈帰宅後調べると、このコースは今も登山禁止。3km以内立入禁止になっていた。〉 ここまで来ると、黒い火山灰が少し積もっているのがわかる。 風雨はますます強くなってくる。 登山道は小川になり雨水が勢いよく流れている。 先ほど歩いてきた道であるし、樹林の中なので恐怖心はない。 ひたすら歩く。 樹林の中も水浸しである(写真4)。 右下を流れる川が音を立てている。 ツバキの真っ赤な花が落ちている。 やがて霧島東神社が見えてくる。 踏み跡がありそちらへ向かう。 私のデジタル一眼レフは雨合羽の中に入れて歩いてきたが、かなり濡れた。 レンズに雨粒が付いているためかピントがぼけてしまう。 10時少し前、霧島東神社に着いた。 誰の姿も見えない。 本殿を通り過ぎ歩いていくと御池が見えてきた(写真5)。 少し明るくなってきたが、雨雲が垂れ込めた中、池は静かに佇んでいる。 ピンクの可憐な梅の花が雨の滴を落としている。 境内には誰もいない(写真6)。 車に戻り、雨合羽を脱ぎ、ザックから荷物を出す。 財布は湿っているだけであったが、一緒に入れて置いた携帯電話の電源が入らない。 蓬莱山(滋賀県、日本三百名山)で雨に濡れ携帯電話が故障したことを思い出した(メルマガNo.289)。 車で走りながら充電したが、誤作動かロック機能がはたらいてしまった。 もう使い物にならない。 一眼レフカメラを操作すると先ほどまで作動していたのにこちらも操作不能である。 無理に登り罰が当たったのか、記録装置2台を同時に失った苦い高千穂峰であった。 追記:携帯は帰宅後にロック機能を解除でき、使用が出来るようになった。 カメラは電気店でコンパクトカメラを購入した。一眼レフは保証期間内のため無料修理ですんだ。 不幸中の幸いであった。 |