2016.12.18 MM 第588号

   私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus 

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毛無山(けなしやま 1964m) 静岡県富士宮市・山梨県身延町

日本二百名山、山梨百名山、静岡の百山


この山の私の印象等は・・・                                     

「 周遊コースで晩秋の滝と富士山展望を楽しんだ毛無山 」

  *下に私の感想等の文があります。                                                                         
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【歩いた日】     2016年11月21日(月)

【天候】        曇り

【コース及び時間】

麓6:44発-6:58登山口-7:02直登コース分岐-7:10比丘尼の滝-8:30地蔵峠8:37-8:44第2地蔵峠-9:33

麓分岐-9:40毛無岳〈1964m〉9:47-9:52麓分岐-10:28五合目10:31-10:57不動の滝見晴台-11:13分岐

-11:17登山口-11:27麓P



      【 登り 2時間49分   下り 1時間37分   計 4時間26分 】


*コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。



  
麓集落のトイレ(写真1) 毛無山登山口(写真2)
比丘尼の滝(写真3) 振り返ると富士山が見えてくる(写真4)
沢が崩れていて山道がわかりにくい(写真5) 地蔵峠に着く(写真6)
第2地蔵峠(写真7) 毛無山[標高1964m](写真8)
直登コースには○合目と書かれている(写真9) 落ち葉の中をさくさく歩く(写真10)
レスキューポイントもある(写真11)  下ってくるとまだ紅葉が残っている(写真12)
不動の滝見晴台から(写真13)  はさみ石(写真14)

【感想 等】 

 11月下旬の代休に毛無山に出かけた。
毛無山は3回目である。
1回目は10月、2回目は5月に登っている。

今回は晩秋の毛無山である。

6時半過ぎ、麓集落を出発した。
ここにはきれいなトイレがあるのでありがたい(写真1)。

天気は下り坂の曇りである。

山の方に10分ほど歩くと神社があり、その先に登山口がある(写真2)。
紅葉はこの登山口まで下りてきている。
モミジがきれいだ。

登山口から3分ほど登ると地蔵峠経由と直登コースの分岐である。
今回は地蔵峠経由で登る(メルマガNo.440で紹介は逆コース)。

このコースは沢沿いを登るので、増水の時は通ることができない。
前々日は大雨だったので少し心配であったが、斜面の傾斜から考えて大丈夫だと判断した。

少し行くとすぐに沢を渡る。
飛び石で難なく反対側に渡ることができた。

3分後にはまた小さな沢越えである。

すぐに比丘尼の滝に着いた(写真3)。
黄葉も加わり、写真のようになかなか良い滝である。

所々に紅葉が残る道を登っていく。

滝から数分登り振り返ると正面に富士山が見えてきた(写真4)。
曇り空の中ではあるが、こんな富士もまたいい。

沢からはずれ少し登ると水量の多い小さな滝がある。

この辺りは赤い木の葉の紅葉が多くきれいだ。
やがて石がごろごろした所を過ぎるとまた沢を横切る。

かなり標高を上げ、稜線が見えて来た。

8時過ぎ、ロープが張られた場所に着いた。
ロープの向こうに古いテープが見えるので、廃道になった直登コースであろう。

その先は沢になっている。
ただ最近崩れた跡があり、登山道がわかりにくい(写真5)。

よく見ると、ロープが付いている。
見つかって良かった。

その先には赤い矢印もある。
すぐに普通の山道になった。

そこから15分で地蔵峠だった(写真6)。
地蔵峠は全国にたくさんある。
山向こうにある集落を結ぶ峠道を通る人々の安全を祈りお地蔵さんを設置したのだろう。

左に行くと長者ヶ岳、右が毛無山である。
この峠の標高が1448m、山頂まではあと500mの登りである。

稜線歩きは比較的なだらかなことが多く、楽しい。
前方に毛無山らしき山塊が見えて来たと思ったら第2地蔵峠だった(写真7)。

プレートの説明には詳しく書いてあるが、「第2地蔵峠」という標識にするともっとはっきりすると思う。
近くに同じ「地蔵峠」があると間違いの元である。

雲の色は濃くなってきたが富士山ははっきり見える。
緩やかな登りを気持ちよく歩く。

落ち葉が多い。

9時33分、麓への分岐を過ぎる。
そのすぐ先に「北アルプス展望台」がある。

残念ながら北アルプスは見えない。
反対側にある富士山も雲に隠れてだしている。

以前登った時には岩の上に登り、うっすら見える北アルプスを眺めたことを思い出した。

そこから数分で毛無山[標高1964m]だった(写真8)。
今回は富士山などの展望はなかった。

月曜日ということもあり、ここまで誰にも会わないし山頂も私1人である。
かつて登った時にはパラグライダーがいくつか飛び交い、その後に富士山が見えた。
今日は見えない富士山が私にははっきり見えている。


下りは分岐まで戻り、直登コースを利用する。

分岐から1分ほど下ると「毛無山九合目」の標識がある。
そうだった。

かつてこのコースを5月に登った時は、この標示に励まされながら登ったのだった。

岩がごろごろした道もあり、ロープが付けられている所もある。

木々が葉を落とし、周りの山が見えやすくなっている。
ただ、枯葉で滑りやすいので注意して下りたい。

30分余で5合目まで降りた(写真9)。
無理をしないようにここで休憩を入れた。

落ち葉の量が多く、さくさく気持ちがいい(写真10)。

そこから少し下りるとヘリコプターの「レスキューポイント」がある(写真11)。
きっと前に山岳事故があって作ったのだろう。

曇り空で紅葉の発色は良くないが、赤や黄色に染まった木の葉を楽しみながら下る(写真12)。

11時近く、「不動の滝 見晴台」に着いた(写真13)。
細い滝の水が糸状に流れている。

登りに使った「地蔵峠コース」にもここにも滝があるというのはなかなかいい。
どちらのコースを選んでも滝を見ることができる。

滝から数分下ると「はさみ石」という大きな石がある(写真14)。
この毛無山は最後まで楽しませてくれる。

11時過ぎ、地蔵峠の分岐を通過し登山口に着いた。
この辺にはかつて麓金山があった。
その残骸が置かれているので見ながら歩く。
地域の歴史を知ることができる貴重な資料である。

11時半、車に戻る。

晩秋の紅葉、滝・富士山を楽しむことができてよかった。



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