2020.05.04 MM 第738号

    私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus
電子書籍  「焼津アルプス登山ガイド」 デジタル版『18切符風ドイツ貧乏旅行』 

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美ヶ原  牛伏山(1990m) 王ヶ頭(2034m)

長野県松本市、上田市、長和町   日本百名山


この山の私の印象等は・・・                                     

「 気持ちのよい朝の散歩ができた 美ヶ原(牛伏山、王ヶ頭) 」
 

                        *下に私の感想等の文があります。            

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【歩いた日】     2019年5月24日(金)

【天候】        晴れ

【コース及び時間】

山本小屋P6:57-7:05牛伏山〈1990m〉7:14-7:20山本小屋7:22-7:34美しの塔-7:44

茶臼山分岐-7:54百曲り園地-8:26王ヶ鼻分岐8:31-8:37王ヶ頭〈2034m〉8:45-9:06/9:14

-9:19美しの塔-9:29山本小屋P


      【牛伏山往復 14分  王ヶ頭登り(百曲り園地経由) 1時間10分  下り 36分

                                             合計 2時間】


*コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。


  
美ヶ原道の駅からの日の出(写真1) 山本小屋P(写真2)
牛伏山へ登って行く(写真3) 牧場の中を進む(写真4)
牛伏山(1990m)山頂(写真5) 360の展望、アルプスの山々が見える(写真6)
山本小屋脇のミズバショウ(写真7) 美しの塔と向こうにある王ヶ頭(写真8)
牧場には多くの牛がいる(写真9) 王ヶ頭へ向かう(写真10)
美ヶ原にはこんな風景もある(写真11) スミレが咲いている(写真12)
王ヶ頭2034m(写真13) 美ヶ原高原王ヶ頭ホテル(写真14)
王ヶ頭にはたくさんの電波塔が(写真15)  王ヶ頭からの展望(写真16)
 

【感想 等】 

現在、新型コロナウイルスによる全国への緊急事態宣言で山小屋や登山道が閉鎖されています。
山歩きができないのでまだ整理していない山歩きをまとめます。

これは昨年5月下旬に行った1週間の富山・岐阜・長野遠征の山歩きの記録である。
医王山、白木峰、人形山、川上岳などを歩き長野まで戻ってきた(これらはメルマガ&HPで書いてきた)。
私の出合った日本百名山他の山々HP http://h1933.web.fc2.com/hyaku-xindex.html

今回の遠征ではご来光は拝めていなかった。

そこで、ご来光が見えるであろう道の駅『美ヶ原高原』に向かう。
天気がいいし、登山口の標高も高いので期待していたが、5時前薄い雲の中に太陽が出てきた(写真1)。

何回見ても、どこから見てもご来光はいい。
特に山の上からは素晴らしい。

山本小屋Pに行く(写真2)。

時間があるので少し読書して時間をつぶし、7時前まず、牛伏山に向かう(写真3)。
小屋の横の方にある小高い丘のような山である。

牧場の中の細い登山道を登る(写真4)。
登って行くと王ヶ頭が見えてくる。

わずか数分で牛伏山(1990m)に着く(写真5)。

360度の展望、そして方位盤があり方位と周りの山の名前を教えてくれる(写真6)。
雪を被った北アルプスの山々も見える。
もちろん、八ヶ岳も見える。

広い山頂の所々にケルンが積んである。

ここ美ヶ原に山歩きで来るのは3回目であるが、牛伏山は初めてである。
王ヶ頭もいいが、この牛伏山も同様に素晴らしいことがわかった。

来た道を山本小屋まで戻ろう。

登り8分、下り6分でこれだけ楽しめたのはよかった。


山本小屋脇のミズバショウが咲いていた(写真7)。
北国では道路脇に咲いているのを見かけたことがあるが、静岡では自然のミズバショウを全く見たことはない。

王ヶ頭ホテルの車も時々通る広い道を進んでいく。
前方に王ヶ頭の小さな山が見えてくる。

山本小屋から10分余、美しの塔に着いた(写真8)。
向こうにある王ヶ頭がさっきより少し近づいた。

説明板に「この美ヶ原高原は平均高度2000mあり、およそ100万年前に火山の噴出ででき200種類以上の高山植物と蝶の多さは特筆すべきもの」とある。

私はこれまで2回歩いているが「高山植物が豊富」という印象はない。
きっと私が歩いた時期が花の時期ではなかったからだろう。
今回は車が通る砂利道だけの山歩きは避けたいと思っている。
([メルマガNo.28 美ヶ原]に10月の記録がある。)

両脇が牛を放牧する牧場になっていて、離れたところに牛たちはいる。
数百メートル歩くと、「塩くれ場」が柵近くにあり近くに多くの牛がいた(写真9)。
人間もそうだが牛にとっても塩が大事なようで、塩をほしくて牛がここに集まってくるようだ。

そう言えば、蝶も人間の汗や家畜の尿の中の塩分を求めて集まってくるのを時々見かける。

ここから西に進めばコースタイム40分で王ヶ頭である。
砂利道を歩くだけの王ヶ頭への道を進むのではつまらない(これまではこのコースだった)。

今回は南下し、茶臼山分岐を過ぎ「百曲り」方向に行く。

7時54分、百曲り園地に着いた。
細い山道がいい。
ここから2.2kmの王ヶ頭へ向かう(写真10)。

大地の端を歩いている感じである。
美ヶ原にはこんな風景もあるのだ(写真11)。
遠くには北アルプスの白い山々が見える。

すぐ先にある烏帽子岩も火山の大地らしくていい。
谷を挟んで向こうに王ヶ頭が見える。

足下を見るとスミレが咲いている(写真12)。
ミヤマキンバイだろうか、黄色のかわいい花も咲いている。

王ヶ鼻分岐を過ぎ、王ヶ頭(2034m)に着いた(写真13)。
自然石に字を彫ってあるのがいい。

山岳信仰の山だったのだろう、たくさんの石碑が並んでいる。
この美ヶ原の歴史に興味がわいてきた。

すぐ脇には美ヶ原高原王ヶ頭ホテルがある。
表に回ると立派な高級ホテルである(写真14)。
百名山の山頂に車で来ることができるホテルがあるのは珍しい。

王ヶ頭にはたくさんの電波塔が立っている(写真15)。
仕方がないことではあるが、山頂に電波塔がある山は多い。

団体客が泊まっていて、ツアー客がここから山本小屋までホテルの車で送迎か、自然を楽しみながら歩くか選択できると言っていた。
2人の年配の女性が山本小屋に向かって歩いて行った。
他には歩いている人も外に出ている人もあまりいなかった。

王ヶ頭からの美ヶ原の展望もいい(写真16)。

さあ、私も山本小屋に向かって歩いて行こう。
36分で山本小屋Pの車に着いた。

見ることができた高山植物は少しであったが、牛伏山、王ヶ頭と美ヶ原の楽しい朝の散歩ができた。


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ご活用ください。

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