2020.12.28 MM 第772号

    私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus
電子書籍  「焼津アルプス登山ガイド」 デジタル版『18切符風ドイツ貧乏旅行』 

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茅ヶ岳(かやがたけ 1704m)・金ヶ岳(かながたけ 1764m)
山梨県北杜市・甲斐市 山梨百名山


この山の私の印象等は・・・                                         

「 晩秋の草木と富士山などの展望を楽しんだ 茅ヶ岳・金ヶ岳 」
 

                        *下に私の感想等の文があります。            

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【歩いた日】     2020年11月23日(月)

【天候】        快晴

【コース及び時間】  

深田公園P8:56-9:15分岐-(女岩経由)-9:52急登9:57-10:38茅ヶ岳〈1704m〉10:46-11:17観音峠分岐

-11:28金ヶ岳〈1764m〉11:49-11:59観音峠分岐-12:27茅ヶ岳〈1704m〉12:34-12:40千本桜分岐-

(防火帯経由)-13:22分岐-13:39深田公園P


  【 登り(女岩経由茅ヶ岳へ) 1時間37分  金ヶ岳往復 1時間21分 

              下り(茅ヶ岳から防火帯経由) 1時間05分   合計 4時間03分 】


*コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。


  
深田公園駐車場は満車(写真1) 緩やかな広い道を歩いて行く(写真2)
岩の右を急登(写真3) 尾根に出る(写真4)
深田久弥終点の地(写真5) 富士山が見えてくる(写真6)
金ヶ岳が見える(写真7) 茅ヶ岳(標高1704m)山頂(写真8)
岩の間を通過する(写真9) 金ヶ岳(標高1764m)山頂(写真10)
釜無川沿いの北杜市・韮崎市方向が見える(写真11) 茅ヶ岳に戻る(写真12)
茅ヶ岳から八ヶ岳が見えた(写真13)  千本桜分岐(写真14)
防火帯を下る(写真15)  麓近くは紅葉が残っている(写真16)
 

【感想 等】 

11月下旬、山梨で1日時間ができたので滞在先に近い「深田久弥」終焉の地、茅ヶ岳に登ることにした。

8時半過ぎ、深田公園駐車場に着いた。
紅葉は過ぎているが人気があるのだろう、駐車場は満車であった(写真1)。
駐車場にはボランティアの地元山岳会の方が案内をしていた。
ありがたいことである。

9時前に駐車場を出発する。

かつては車道だったという緩やかな広い道を歩いて行く(写真2)。
木々は葉を落とし日が差している。

9時半、水場に着いた。
岩壁崩落の危険があり立ち入り禁止と書かれている。
落ち葉の量が増え、落ち葉でやや滑るようになった。

岩壁の右を急登していく(写真3)。
20分、尾根がすぐそこに見えてきた(写真4)。

そこからすぐの所に石碑がある。
それは、深田久弥終点の地の石碑である(写真5)。
登山中にここで脳溢血で亡くなったという。
68歳であった。

私は彼や彼の著書「日本百名山」をよく知らなかったが、1975年から本格的に山に登り始め、彼を知った時には日本百名山を40くらい登っていた。
じゃあ、続きを登ってやろうと、仕事の合間を使って30年かかって日本百名山に登ることができた。

当時はそれほどインターネットも普及しておらず、日本百名山についての本や情報が少なかった。私の登った情報をお知らせしたらみなさんの役に立つのではないかと思った。

そこで私が始めたのがメールマガジン&HPの「私の出合った日本百名山」である。
1号で1山を紹介していった。

100号までの発行を終わり、読者のみなさんから200名山、300名山を続けたらどうか、というコメントをいただき現在に至っている。
今は、SNSや山関係のアプリなど情報が氾濫しているので私のメルマガの価値も下がり読者が減ってしまったのは残念である。
メルマガ&HPを閉鎖して「ヤマレコ」や「ヤマップ」で発信しようかとも思うことがある。

私も深田久弥を知ってから山のいろいろな楽しさを考えるようになり、山歩きを今まで以上に楽しめるようになった。
また、それをみなさんともっと共有したいと思いカルチャースクールでお話しさせていただいたり、実際の山にみなさんと出かけたりしている。

深田久弥終点の地の石碑に頭を下げ痩せ尾根を登る。
少し登ると富士山が見えてきた(写真6)。

深田久弥終点の地の石碑から10数分で茅ヶ岳山頂だ。
時刻は10時半過ぎである。
山頂からはすぐ先に金ヶ岳が見える(写真7)。
茅ヶ岳・金ヶ岳には2006年1月に登っている(メルマガNo.126)。

茅ヶ岳(標高1704m)山頂は展望がよい(写真8)。
方位盤もあって立体地形と共に見える山が書かれている。
日本百名山を中心に34座が標高と共に書かれているが、全部私が登ったことがある山である。
山でのいろいろな出来事がよみがえってくる。

今回も時間があるので金ヶ岳に登ることにしよう。
展望を楽しんだら出発だ。


茅ヶ岳から10分、岩の間を通過する(写真9)。
前回来た時もあったが、よく崩れないものである。

少し行くと大きな平らな斜面のある岩があり、岩によりかかってそこで休んでいる人がいる。
ちょうどいい気温だし、なかなかいい。
帰りに忘れなかったらやってみたいところである。

振り返ると茅ヶ岳の左に並ぶように富士山が見える。
同じような形で並ぶ姿もなかなかいい。

11時半近く、金ヶ岳(標高1764m)山頂に着いた(写真10)。
標高を見てもらうとわかるが、金が岳の方が60mほど標高が高いのである。

深田久弥は茅ヶ岳だけをめざしたのだろうか、それとも金ヶ岳もついでに登ろうとしたのだろうか・・・。
私にはわからない。

この金ヶ岳は灌木が茂りやや展望を邪魔している。

見やすいとことは1カ所。
釜無川沿いの北杜市・韮崎市方向が見える(写真11)。

木々の間から富士山も見える。
昼食にしようとしたら年配の団体が明野町方向から上がってきた。
賑やかなので早めに食事を済ませ茅ヶ岳に戻ることにする。
(明野町方向に下り深田公園に戻ることも考えたが、焼津アルプス愛好会のミニ遠征候補の山としての下見を兼ねているので戻ることにした)

順調に歩き40分弱で茅ヶ岳に戻る(写真12)。
山頂には10人ほどが休んでいる。

富士山は8合目まで雲で隠れ、左の稜線は雪煙のためか薄い雲が付いている。
逆に八ヶ岳は全容を表しよく見えるようになった(写真13)。


下りは防火線の尾根を通る。
数分下ると千本桜分岐だ(写真14)。

山火事を防ぐための防火帯は明るくていい(写真15)。
快適に下っていく。

山麓が近づくとススキや紅葉した葉が残っている(写真16)。
13時半過ぎ、深田公園駐車場に着いた。

紅葉はほぼ終わっていたが、富士山などの山々の展望を楽しんだ1日であった。

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ご活用ください。

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