2021.03.08 MM 第782号

    私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus

電子書籍  「焼津アルプス登山ガイド」 デジタル版『18切符風ドイツ貧乏旅行』 CDR 実登 山梨百名山

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梶原山(216m)・帆掛山(一本松公園、304m) 静岡県静岡市


この山の私の印象等は・・・                                         

「 早春は市街地近くの低山がいいと歩いた 梶原山・帆掛山 」
 

                        *下に私の感想等の文があります。            

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【歩いた日】     2021年2月28日(日)

【天候】        晴れ

【コース及び時間】  

鳥坂「桃林寺」8:52-(竹林を直登)-9:28尾根道9:33-9:39一本松公園(帆掛山)〈304m〉9:45-10:09柏尾峠

10:17-10:42一本松公園(帆掛山)〈304m〉10:53-10:57桃林寺分岐-11:04梶原山〈216m〉11:18-

11:34鳥坂登山口-11:47桃林寺

         【 登り(桃林寺~柏尾峠) 1時間6分  下り(柏尾峠~桃林寺) 1時間5分   合計 2時間11分  】


*コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。



  
桃林寺下から出発(写真1) 竹藪を直登とは・・・(写真2)
尾根道に出る(写真3) 瀬名の集落と竜爪山(写真4)
すぐに一本松公園(帆掛山)だった(写真5) 清水港や伊豆半島の展望がいい(写真6)
梅の木の向こうに富士山(写真7) 茶畑が広がるが、放置茶畑もある(写真8)
柏尾峠に着く(写真9) 柿畑をを進む(写真10)
梶原山の「梶原景時終焉之地」石碑(写真11) カワヅザクラが満開(写真12)
ヒカンザクラも咲き出した(写真13)  B29による爆弾投下現場(写真14)
鳥坂からの登山口(写真15)  集落内の曲がりくねった道を行く(写真16)
 

【感想 等】 

2月の最終日、天気もよかったので富士山や伊豆半島、三保や見渡せる梶原山・帆掛山に行くとことにした。
先日、山梨県の日向山に登った時、スパッツの靴にかけるゴムが切れてしまった。
それを買うために近くに行く用があったからだ。

グーグルマップで「梶原山」で検索すると登山口として桃林寺下が表示された。
yamapではコースとして書かれてはいないが、地形図では山道としての点線が載っている。
桃林寺から登り、妙立寺に降りるコースを考えた。
(これまでデータ量が少なく動きの軽いyamapの無料版を使っていたが、3月からダウンロードは2回まで、保存も2つまでとなった。どうしようか思案中である)

じつはこの梶原山・帆掛山は2011年に妙立寺から登り霊山寺に下っている(メルマガNo.336)。
http://h1933.web.fc2.com/hyaku-f/yama336/yama336.html

同じではつまらないと少し変えての山歩きである。

9時前に桃林寺に着いた(写真1)。
桃林寺の住職にお願いしお寺の駐車場に車を置かせていただく。

地形図を見ながら少し下ったところから幅2.5mくらいの比較的新しい土道を登っていく。
すぐに2つに分かれていたので少し古そうな右側に進んだが行き止まりになった。

分岐に戻り左に進んでいく。
こちらも少し歩いたら倒れた竹や枯れ枝が散乱していた。
除けながら進んだが、やがて土道は終わった。

どちらもショベルカーで掘って作った比較的新しい道だったことがわかった。
低山なので何とかなるだろう、と直登をする(写真2)。

結構急斜面の竹藪であったが、所々に斜めに上がる道らしき物があり利用する。
尾根道に近づくと、はっきりした山道になる。

もしかすると、登ったところよりもっと左側には山道があったのかもしれない、と思った。

9時半頃、尾根道に合流した(写真3)。
この場所は梶原山と帆掛山の間である。

今回の計画は、帆掛山(一本松公園)を経由して柏尾峠まで行く。
そして引き返し帆掛山(一本松公園)を通り、梶原山に行って下山する、というものである。

北に進んでいくと瀬名の集落と竜爪山が見えてきた(写真4)。
竜爪山は昨年夏に焼津アルプス愛好会の仲間と登りニホンカモシカに出会ったのが懐かしい。

そんなことを考えていたらすぐに一本松公園(帆掛山)だった(写真5)。

写真のようによく整備され、周りの木を切ってあり展望がいい。
清水港や伊豆半島がよく見える(写真6)。

また、富士山がよく見える(写真7)。
近くに住んでいる方にはよい散歩コースだろう。
ここへは霊山寺から簡単に登ることができる。
またここまで車で上がることもできる。

さあ、柏尾峠に向かおう。
甘夏畑が広がっているが多くの甘夏が落ちている。
一部は実っているが、今が収穫の時期である。
何からの事情で放置してあるのだろう。

その先には茶畑が広がっている。
やはりここも、一部の茶畑が放置してある(写真8)。
手が回らないのだろうか?

老齢化でやり手がないのだろうか?
先日のニュースで静岡県の茶の生産が日本一だと報じていた。

お茶大好きで、毎日茶葉のお茶を飲んでいる私にとっては茶農家に是非頑張っていただき、生産を続けていただきたいと思う。焼津アルプスでも放置茶畑が大変増えているが行政とかJAが音頭を取りまとめて耕作するとかやりたい人とのマッチングをするとかができたらいいと思うが・・・。


一本松公園から20分余で柏尾峠だった。
歴史ある峠だろう。
古いお地蔵さんや石碑がある(写真9)。

石碑によるとお地蔵さんが約200年前の江戸時代に設置されたようである。
「嫁入峠」と言われ、峠の両側の長尾・平山と北沼上・則沢との交流の道だったようである。また、竜爪山穂積神社への参拝への道でもあったそうだ。

焼津アルプスの日本坂峠も日本武尊の伝説から奈良時代の官道としての歴史もあり、私はこんな歴史のある峠が好きだ。

今回はここで引き返す。
来た道を戻り、その先の梶原山まで足を伸ばす。

向きが違うとやや違って風景が見える。
それを楽しみながら一本松公園まで来た。

尾根に出た桃林寺からの分岐を過ぎ、柿畑を進む(写真10)。
その分岐から数分で梶原山であった。

東屋があり、富士山がよく見える。
ここには「梶原景時終焉之地」と書かれた石碑がある(写真11)。

ここは一本松公園より展望がいいかもしれない。
カワヅザクラが満開である(写真12)。

また少し離れたところにあるヒカンザクラも咲き出している(写真13)。
沖縄のサクラ標準木で1月下旬に咲き、我が家では今まさに満開である。

先日、静岡新聞記事にあったが、地元の人達が山の整備をしてくれていると。
きれいになっているのでハイカーも気持ちよく歩き、展望を楽しめるだろう。

11時過ぎ、鳥坂に下る。

途中に、「B29による爆弾投下現場」という表示がある(写真14)。
多くの市町村に戦争の傷跡が残っているだろう。
それを後世に伝えたり、今の日本の平和・幸せを感じたりするのは大事なことだと思う。

途中で普段着に近いおじさん2人とすれ違った。
地域の方だと感じ、私が「よく整備されていますね」と言うと、うれしそうに「私たちがやっているんですよ」と言う。
「ありがとうございます。気持ちよく歩けます。」と言って彼らと分かれた。

全国にはこのように地元の山を愛し、整備してくれている人達がいてありがたい。

11時半過ぎ、鳥坂からの登山口に着いた(写真15)。
あとは昔からの集落内の曲がりくねった道を行く(写真16)。

12時少し前に桃林寺に着いた。
住職の奥さんが出てきたので車を置かせていただいたお礼を言って桃林寺を出た。


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