2021.03.15 MM 第783号

    私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus

電子書籍  「焼津アルプス登山ガイド」 デジタル版『18切符風ドイツ貧乏旅行』 CDR 実登 山梨百名山

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だいらぼう(561m) 静岡県静岡市


この山の私の印象等は・・・                                         

「 六年余の変化を見たくて登った展望のよい だいらぼう 」
 

                        *下に私の感想等の文があります。            

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【歩いた日】     2021年2月28日(日)

【天候】        晴れ

【コース及び時間】  

富厚里公民館12:25-13:02富厚里登山口13:07-13:30だいらぼう〈561m〉13:40-13:59富厚里峠登山口

-14:33富厚里公民館


  【 登り(富厚里登山口経由)1時間  下り(富厚里峠経由)53分   合計 1時間53分 】


*コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。



  
富厚里公民館に車を置かせていただく(写真1) 農道を上がっていく(写真2)
農道終点から山道に(写真3) 新しい標識が付けられている(写真4)
だいらぼう山頂からの展望(写真5) だいらぼう山頂の様子(写真6)
だいらぼう山頂(写真7) だいらぼう山頂の木が切られていた(写真8)
早咲きのサクラ(写真9) だいらぼう山頂から富士山(写真10)
だいらぼう山頂の広いベンチ(写真11) いろいろな木を新しく植えてある(写真12)
山頂から富厚里峠へ向かう(写真13)  富厚里峠(写真14)
富厚里の集落(写真15)  富厚里の共同水道施設(写真16)
 

【感想 等】 

2月の最終日の午後、静岡市街から少し入ったところにあるだいらぼうに登った。
南藁科小学校の近くにある富厚里から登って富厚里峠に下る。

かつてこのコースは大学生の時近くの女子短期大学との合同ハイキングで来たことがある。
ある程度交通の便もよく簡単な山歩きがしたい、という友人からの依頼でコースを選んだ。
参加した中の1人はその後も女性と付き合い結婚まで至った思い出深いコースである。

また、このだいらぼうは約6年前に西又峠から登っている(メルマガNo.504)。

その時、山頂を示す標識が付いていなかったので「誰も付けないなら私が付けたい」と思った。
この山は46歳で亡くなった弟がリハリビのためによく登った山でもある。


富厚里公民館に車を置かせていただき出発する(写真1)。

集落を抜け農道をどんどん上がっていく(写真2)。
30分余登ると農道の終点だ(写真3)。

ここまで来ると、山の上に白い富士山が顔を出す。

そこに標識があり、だいらぽうの山頂への山道が始まる。
ただ、標識の向きが斜め左方向になっていたので上がっていくと踏み跡が薄くなり引き返す。
山道は右方向にあった。

杉林の中を登っていく(写真4)。
新しい標識が付いている。

登っていくと新しく整備された道も付けられていた。
周遊の道を突っ切り登っていくと、山頂の広場に出た。
だいらぼう山頂からの展望は素晴らしい(写真5)。

富士山を始め、駿河湾、伊豆半島、新東名と静岡市街などがよく見える。

だいらぼう山頂は車で来ることもできるので、小屋もありきれいになっている(写真6)。
そこにテントを張っている方もいた。

そこから少し登るとだいらぼうの三角点がある(写真7)。
ここにはかつて標識がなかったが、どなたかが設置してくれた。

亡き弟は富厚里の近くに住んでいてよくここに登っていた。
それでなければ私が「だいらぼう」という標識を付けようと思っていた。

今回来てみて、6年前よりかなり整備されていた。
三角点の前にあった木が切られて、山頂からも見晴らしがよくなっていた(写真8)。

尾根を富厚里峠に向かう。
早咲きのサクラが咲いている(写真9)。

ここからの方が富士山がよく見える(写真10)。
そして休憩用の広いベンチがある(写真11)。

北側は木を切ってありいろいろな苗木を新しく植えてある(写真12)。
数年後にはいろいろな木の花が次々に咲くだろう。

杉林を進んでいくと開けて眼下に茶畑が広がる(写真13)。

茶畑の横を進み杉林を下ると富厚里峠である(写真14)。
昭和46年に富厚里集落と小布杉集落をつなげる市道として開通した、という石碑があった。
両集落を結ぶ待望の峠道だったのだろう。

ここからは舗装された市道歩きである。
下っていくと富厚里の集落がある(写真15)。
カワヅザクラが満開に咲き歩いている人はいない。
のどかでいい。

茶畑では茶の木を小型ユンボで掘っている方がいた。
耕作する物を変えるのだろうか?

近くに「水道濾過施設」があった(写真16)。
そこにおじいさんがいた。

もしかすると、ここの水を簡易水道として今でも使ってるのだろうと思い聞いてみると、やはりそうであった。
水道の水が減り水道が止まっていたのを直しに来たそうである。

焼津アルプス北西にある静岡市逆川にも沢に「水源地」と書かれていた。
多くの地域では水道の蛇口をひねれば当たり前に水が出るが、静岡市の市街地に近いこんな場所でも、今でもこのような生活をしている人達がいるのである。

私たちは山の水源を汚してはならないし、水を普段から大事に使いたい。

6年ぶりにだいらぼうを歩いたが、新しい標識ができたり整備されたりしてより素敵なコースになっていた。
また、令和になっても小さな山の水を今でも使っている地域があることがわかり勉強になった。


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