2022.08.22 MM第856号

    私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus

電子書籍  「焼津アルプス登山ガイド」 デジタル版『18切符風ドイツ貧乏旅行』 CDR 実登 山梨百名山     TOPに戻る     


野口五郎岳(のぐちごろうだけ 2924m) 

長野県大町市・富山県富山市 日本三百名山

この山の私の印象等は・・・                                         

「 花や山々を見ながらの尾根歩きを楽しんだ 野口五郎岳 」
 
                            

*下に私の感想等の文があります。            

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【歩いた日】     2022年7月22日(金)

【天候】        小雨後晴れ

【コース及び時間】

烏帽子小屋5:52-6:41[2616m三角点]6:46-(西峰展望コース)-8:00野口五郎小屋8:07-8:20野口五郎岳

〈2924m〉8:25-8:49竹村新道分岐-9:29/36-9:54東沢乗越-10:10/15-10:37水晶小屋--(続く)

          【 登り(烏帽子小屋から) 2時間16分  下り(水晶小屋へ) 2時間   合計 4時間16分 】


*コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。



  
三俣山荘に向かって出発(写真1) 風化した砂礫地を行く(写真2)
今日もコマクサの群生に会う(写真3) 昨日登った烏帽子岳を振り返る(写真4)
チングルマの顎(写真5) ジムカデ(写真6)
二日後に登る予定の赤牛岳を(写真7) 雲海が広がっている(写真8)
なだらかな稜線を行く(写真9) 槍ヶ岳が見えてくる(写真10)
水晶岳が勇士を現す(写真11) 野口五郎岳への縦走路を(写真12)
チングルマの花(写真13) 野口五郎小屋(写真14) 
五郎池や水晶岳、鷲羽岳、三俣蓮華岳が(写真15) 野口五郎岳だ(写真16)
真砂岳へ向かう(写真17)  ハクサンイチゲ(写真18)
タカネヤハズハハコ(写真19)  ハクサンチドリ(写真20) 
縦走路を振り返る(写真21)  東沢乗越から赤岳を(写真22) 
イブキジャコウソウ(写真23)  水晶小屋に着く(写真24) 
 

【感想 等】 

7月下旬、4泊5日で「北アルプス裏銀座&高天原周辺」を周遊してきた。
今回のコースは、高瀬ダム→烏帽子岳→烏帽子小屋(泊)→野口五郎岳→鷲羽岳→三俣山荘(泊)→三俣蓮華岳→雲ノ平→高天原山荘(泊、高天原温泉)→赤牛岳→水晶岳→水晶小屋(泊)→南真砂岳→青嵐荘→高瀬ダムである。

前号で1日目の「高瀬ダム→烏帽子岳→烏帽子小屋(泊)」を書いた。
烏帽子岳 http://h1933.web.fc2.com/hyaku-q/yama855/yama855.html

2日目、烏帽子小屋を6時前に出発した。
夜半から雨が降り、小雨の中を雨合羽を着て三俣山荘に向かって出発(写真1)。

ひょうたん池を過ぎると東側からガスが上がってきた。

なだらかな風化した砂礫地を進んで行く(写真2)。
今日もたくさんのコマクサの群生に会う(写真3)。

青空が見え、太陽も顔を出した。

昨日登った烏帽子岳が日の光を浴びている(写真4)。
その手前には昨夜お世話になった烏帽子小屋も見える。

足下を見るとチングルマの顎がある(写真5)。
場所によっては7月下旬でチングルマの花が散り顎になっている。

アオノツガザクラ、ジムカデ(写真6)もある。

西側には並行して尾根があり、二日後に登る予定の赤牛岳が独特な赤茶色の山肌を見せている(写真7)。
高天原から温泉沢を登る計画であるが水量は多くないだろうか、コースはわかるだろうか・・・・、と少し心配になる。

三角点を過ぎ、雨の心配もなくなったので雨合羽を脱ぐ。
そして、なだらかな尾根歩きを楽しみながら歩く。

雲海が広がっている(写真8)
あの下は雨なのだろうか。

なだらかな稜線を進んで行く(写真9)。
ミツバツチグリやシャクナゲが咲いている。

槍ヶ岳が見えてきた(写真10)。
今回は行かないが、この裏銀座コースの最終目的地があの槍ヶ岳である。

槍ヶ岳の山頂へは槍の肩から15分ほどで登れるが、私が最後に登ったのはずっと前のお盆の時期だった。
山頂は10人ほどしか立てなく、1人下山しないと次の人が登れない。
混んでいて1時間ほどかかった記憶がある。
その後のお盆には知人が3時間かかったという話を聞き、私はそれからずっと槍ヶ岳から遠ざかっている。

7時過ぎ、三ツ岳に来た。
「お花畑コース」と「稜線コース」に分かれている。
私は稜線コースを進んでいく。

赤牛岳の南に水晶岳が勇士を現す(写真11)。
どの山も美しく素晴らしいと思うが、水晶岳は特に惹かれる美しさである。

キバナノコマノツメが咲いている。

なだらかな稜線を野口五郎岳へ向かう(写真12)。
チングルマ(写真13)やハクサンイチゲが咲いている。

山の陰から野口五郎小屋が顔を出した(写真14)。

なだらかに登っていくと五郎池や水晶岳、鷲羽岳、三俣蓮華岳が見える(写真15)。
そして、すぐに野口五郎岳だ(写真16)。

北アルプスの良さは南アルプスより山が小さく1つの山を比較的簡単に越えられることである。
少し下って次は真砂岳へ向かう(写真17)。

9時前、真砂岳は山頂は通らず下山に使う予定の「竹村新道分岐」に着いた。
そこには板が置かれていて、「橋流出 徒渉あり 晴嵐荘090-5535-3667」とあった。
これは予定を変更しなくてはならないかも、と晴嵐荘の電話番号をメモした。
ただ、どこでも電話が通じるわけではないので、下山の前日に電話の通じる所を探し電話するしかない。

ハクサンイチゲ(写真18)、タカネヤハズハハコ(写真19)が咲きお花畑が広がっている。
そこにはシナノキンバイやミヤマキンポウゲ、ハクサンチドリ(写真20)等が咲いている。

縦走路を振り返るとこれまで歩いてきたアップダウンの少ない山道が見える(写真21)。

10時前、東沢乗越に着いた。
ここには小さな石仏が祀られているが、ここで遭難した人がいるのだろう。
東沢乗越からこれから向かう赤岳を見る(写真22)。

足下にはお花畑が広がり、イブキトラノオ、ウサギギク、ミヤマオダマキ等が咲いている。
ミヤマタンポポ、イブキジャコウソウ(写真23)も咲いている。

花を見ながら歩いていたら、10時半過ぎ水晶小屋に着いた(写真24)。
2日目は三俣山荘まで続くが今回はここでひと区切りとする。

烏帽子小屋から花や山々を見ながらの尾根歩きを楽しんだ野口五郎岳を経由し水晶小屋までの山歩きであった。
この水晶小屋は周遊した後の4日目に宿泊予定である。


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