2024.01.22 MM第930号
*下に私の感想等の文があります。
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【歩いた日】 2023年10月7日(土) 【天候】 曇り一時晴れ 【コース及び時間】 荒海山登山口6:42-7:34/7:39-8:25/8:30-9:15/9:20-9:27荒海山〈1581m〉9:35-10:12/10:17-10:52 尾根下山点10:57-11:49荒海山登山口 【 登り 2時間30分 下り 2時間4分 合計 4時間34分 】 コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際に歩きにかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。 【日帰り温泉】 塩原温泉おおるり (500円) 塩原温泉おおるり https://plaza.rakuten.co.jp/masarus/diary/202312230000/ |
荒海山駐車場(写真1) | 登山口、少し先に登山ポスト(写真2) |
この花は何だろう?(写真3) | 徒渉を繰り返す(写真4) |
ダイモンジソウ(写真5) | 雨雲が低く垂れ込めている(写真6) |
青空が見えてきた(写真7) | あとひと登りだ(写真8) |
歩いて来た尾根を振り返る(写真9) | 枯れ木もまたいい(写真10) |
荒海山山頂からの展望(写真11) | 荒海山[1581m](写真12) |
サラシナショウマ(写真13) | シシウド(写真14) |
アケボノソウ(写真15) | 沢沿いの山道に出た(写真16) |
【感想 等】 10月初め、静岡から車で「東北7山、紅葉巡りの山旅」に行ってきました。 青森まで走り南下しながら7日間、1日1山に登りました。 今日は7日目です。 これまではかつて登ったことのある日本百名山、二百名山の八甲田山、栗駒山、鳥海山、月山、安達太良山、磐梯山を登りました。 最終日の今日は日本三百名山「荒海山」です。 2017年夏に登ろうとしましたが、豪雨災害で登る事が出来ませんでした。 役場に連絡を取ると「荒れているが通ることができる」という返事でした。 今回の山歩きでは、一番南にあるので最後の山歩きになってしまいましたが、どうなることでしょうか? 荒海山登山口になっている八総鉱山跡の駐車場に車を停めます(写真1)。 6時半過ぎ、出発しました。 天気は曇り空、土曜日ですが他には登山者はいません。 少し歩くと登山口で数十メートル先に登山ポストがあります(写真2)。 登山届を出し出発です。 ここの登山届がいいのは、下山届も一緒に付いていることです。 豪雨被害の跡のガードレールがありました。 近くに紫色の花が咲いていましたが花名前はわかりません(写真3)。 そこからすぐに徒渉です。 徒渉を数回繰り返します(写真4)。 そんな中にダイモンジソウが咲いていました(写真5)。 焼津アルプスにもたくさんあるユキノシタに少し似ていますが、こちらの方が可憐です。 7時20分、沢沿いの豪雨被害の跡を抜け山道に入りました。 少し行くと早速ロープです。 8時過ぎ、尾根に出ました。 いくつも折り重なった山々が見え、ここが山深い所であることがわかります。 ここは栃木県と福島県の県境だったことを思い出しました。 雨雲が低く垂れ込めています(写真6)。 シャクナゲの木々の道を登っていきます。 竹や木の根や出た斜めの所もあり歩きにくいです。 またアップダウンもあり、このコースタイムが6時間半になっているのでしょう。 9時過ぎ、青空が見えてきました(写真7)。 ロープのある急登もあとひと登りです(写真8)。 歩いて来た尾根を振り返ってみましょう(写真9)。 こんな枯れ木もまたいいものです(写真10)。 9時半前、荒海山[1581m]に着きました(写真12)。 山頂標識の横には「大河の一滴 ここより生る 阿賀野川水源之標」と彫られた石が置かれています。 荒海山山頂からの展望です(写真11)。 正面に見えるのは至仏山や燧ヶ岳などの山々でしょうか? 本当に山深い所です。 こんな素晴らしい展望の山頂を独り占めです。 とても贅沢な時間です。 展望を楽しんだら元来た道を戻りましょう。 木々や花を見ながら降りましょう。 下草はササ、上はブナなどの雑木の中を下っていきます。 11時、尾根下山点に着きました。 急坂を下っていきます。 足元にサラシナショウマが咲いていました(写真13)。 またシシウドも咲いています(写真14)。 アザミがあり、アケボノソウも咲いています(写真15)。 11時半頃、沢沿いの山道に出ました(写真16)。 あとは徒渉が待っています。 ほとんどの所は濡れずに済みましたが、1ヶ所水の中に入ります。 ジャンプすれば何とかなりそうですが、以前ジャンプして滑ったことがありますので無理をせずに靴のまま水に濡れて通過します。 12時前、駐車場に戻りました。 登山ポストには下山時刻を書いて投函しました。 荒海山は初っぱなから徒渉の繰り返しで、竹・木の根の斜面の山道、そして何本ものロープと楽しませてくれました。 下山後、カーラジオで「朝日岳遭難で4人死亡」のニュースを知りました。 朝日岳は日本百名山の1つで、2001年夏に登っています(メルマガ&HP NO.17)。 朝日岳 http://h1933.web.fc2.com/hyaku/yama17/yama17.htm 朝日岳は、荒海山からそれ程遠くはない所です。 そして、4人が遭難した昨日、私は磐梯山に登っていました。 この1週間、私は毎日東北の山に入っていたわけですが、1日中晴れの日は1日もありませんでした。 毎日が不安定な天気で雨合羽を手放せませんでした。 私たち山歩き大好き人間は、遭難しないように的確な装備を準備し、現地の情報をしっかり入手しなければならないと改めて思いました。 3山で吹き飛ばされそうな強風にやられ、雨にもやられましたが、無事下山できて良かったです。 東北自動車道に向かう途中に「塩原温泉郷」があり、温泉に浸かりながら荒海山や1週間で登った他の6山を振り返りました。 今年は紅葉が遅れたためドンピシャの紅葉は楽しめませんでしたが、楽しい1週間でした。 |