2009.06.23 MM第266号
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【歩いた日】 2009年5月5(火) 【天候】 小雨 【コース及び時間】 やまがらの門P8:03発−9:00門桁山〈1384m〉9:07−9:43P 【 登り 57分 下り 36分 合計 1時間33分 】 *コースタイムは休憩や写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。 |
「ヤマガラの門」から歩き始める(写真1) 常光寺山の山塊が近くに見える(写真2) 随所に鳥の案内板があった(写真3) 新緑の木々が気持ちいい(写真4) 麻布山への登山口のある「ウグイスの門」はもっと先(写真5) 樹林の中に山頂はあった(写真6)
【感想 等】 今年のGWは、静岡県西部の山を巡っている。1日目は標識が少ない「京丸山(NO.264)」を歩いた。 2日目はまず、同じく水窪町にある「常光寺山(NO.265)」を歩き、麻布山に向かった。 麻布山登山口は、「野鳥の森」にある。 あるHPに「ウグイスの門から入っていく」とあったように記憶していた。 車で走っていくと、「ヤマガラの門観察舎」と昭和49年に作られた痛みかけた「野鳥の森案内図」があった(写真1)。 その案内図のは「ウグイスの門」が載っていなかった。 もしかすると私が読んだ記事は印刷ミスかもと思い、観察舎の横に車を止め、合羽を着て麻布山に向かって歩き始めた。 常光寺山の山塊が近くに見える。(写真2) 入っていくと、さすが「野鳥の森」というだけあって、深い自然林の中に入っていく。 2・3種類の野鳥の声が聞こえるが、私にはウグイスしかわからない。 随所に鳥の案内板があって鳥の名前などを学習できるようになっている(写真3)。 じっくり案内板の説明を読み、鳴き声や姿形を調べれば何の鳥かがわかると思うが、そんな気にもならない。 ここまで整備されている野鳥の森は、私にとって初めてである。 しかし、ここの入口にあった「野鳥の森案内図」の作成が昭和49年(なんと、今から35年前だ)であったように、やや古く傷んでいるものが多かった。もちろん、その後に整備されているのかもしれないが・・・。 10分ほど歩いて、麻生山への標識やどこかへ向かう標識が全くないことに気づいた。 これほど野鳥などの紹介がありながらコース等の案内がないことが不思議であった。 20分ほど歩き、もしかしたらゲートを間違えたかもしれない、本当は「ウグイスの門」が別の所にあるかもしれない、という思いがしてきた。 しかし、「野鳥の森」ということには違いがない。 方向は間違っていないので、しばらく歩けば、そこに着くことができると思った。 いつもの道間違いの始まりである。 下調べ不足、地図等の確認不足で山の中をうろうろしてしまう。 30分ほど歩くと、野鳥の観察小屋があった。 森の中なので周りは木々に覆われている。 新緑の木々が気持ちがいい(写真4)。 所々で木々の間から周りの山々を覗くことができる。 あまり歩く人がないらしく、道がわかりにくいところもあったが、尾根を歩いていった。 麻布山なら道が消えていることはあるまい。 麻布山への道ではないことを確信した。 ミツバツツジが咲いていた先に、2つ目の野鳥観察小屋があった。 その近くには濃いピンクのミツバツツジが咲き、こには「門桁山220m」の標識があった。 初めて見た標識が「門桁山」。 やはり・・・・。 しかも、その先には「ウグイスの門方向」の矢印もあった(写真5)。 矢印に従って「門桁山」に向かった。 3分ほどで山頂に着いた(写真6)。 山頂は森の樹林帯の中にあった。 少しは展望ができるようにと言うことか、木でできた展望台もあったがそれほど見晴らしは良くなかった。 地図を見ながらどうするか考えた。 1時間、森の中を歩いてきたのである。 そのまま麻布山に向かってもいいし、元来た道を引き返し車で登山口まで行ってもいい。 このまま麻布山に向かうと、車までの距離が長くなるので帰りが遠くなる。 一度リセットするため、車まで戻ることにした。 帰路は順調で、落ち葉を踏みしめながら気持ちよく歩いた。 全く登るつもりのない「門桁山」に登ってしまった。誰にも会わず、野鳥と森を楽しめたのは良かったことにしよう。 |