2015.08.06 MM 第530号
ブォルフガング湖 北岸散策 オーストリア・ザルツブルク郊外
(世界遺産 ザルツカンマーグート)
この山の私の印象等は・・・
「 ようやく地図をゲットし散策を楽しんだ ブォルフガング湖 北岸 」
*下に私の感想等の文があります。
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【歩いた日】 2015年3月21日(土) 【天候】 晴れ 【コース及び時間】 ザンクト・ギルゲン12:10-12:20トラベルインフォーメーション12:38-12:58ブォルフガング湖畔13:04-13:50 崖-14:01山道のマーク?14:06-14:40アベアー・シーブリック〈795m〉14:45-15:17フォルクステイン-15:38 Schafbergbahn-16:10アップスバッハAppesbachバス停 【 ザンクト・ギルゲンからブォルフガング湖畔 30分 ブォルフガング湖畔散策 2時間56分 徒歩合計 3時間26分 】 *コースタイムは写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。 また、歩き方で全く変わりますので、あくまでも参考タイムにしてください。 |
トラベルインフォーメーションがあった(写真1) | 地図をゲットし湖畔を散策することに(写真2) |
案内標識があり助かる(写真3) | 湖畔の遊歩道を行く(写真4) |
何という花だろう、日本では見たことがない(写真5) | 高台から湖畔を見ると船が運行している(写真6) |
やっと山道を抜け集落に入る(写真7) | ザンクト・ヴォルフガングの街(写真8) |
【感想 等】 ザルツブルクの宿で、「1日山歩きを楽しみたいがどこかないだろうか?」と、宿のスタッフに聞きザンクト・ギルゲンに来た。 そして、そこにあったロープウェイで山の上に上がり ツヴェルファーホルン(標高1522m)とプリステイン(標高1478m)の山歩きを楽しんだ(メルマガNo.529)。 ザンクト・ギルゲンに戻ったのは12時過ぎである。 まだまだ時間はある。 宿のスタッフが言っていたインフォメーションセンターを1つ前のバス停で見たので行ってみることにした。 登りの道でもっと時間がかかると思ったが、10分ほどで着くことができた(写真1)。 建物の中に入り、声をかけたが誰も出てこなかった。 土曜日であるのに不思議である。 ATMもあり車で来る人もいるが観光客は誰もいないし、来る人もない。 もしかすると、スタッフの昼休みなのかもしれないが・・・。 困ったと思いつつ、置いてあるパンフレットを見ていると、ありました! ほしいと思っていた周辺の地図があったのである。 それには等高線とトレッキングルートが書かれていた。 5万分の1の地図であるがコースタイムや距離は出ていない。 半日で行くことができるのはどこだろうか。 確実なのは湖畔を歩き、疲れたらバス停から戻るか、船に乗りザルツブルクへのバスの出ている集落に行くことである。 ここから湖畔はそれほど遠くはない。 それにしよう。 運がいいことにインフォメーションセンターの隣はスーパーマーケットSPARである。 レストランはないが、スーパーマーケットの方が好きな物をチョイスできる。 早速中に入り、パンと炭酸ジュースを買いそれを昼食にする。 西方向にブォルフガング湖が見える(写真2)。 どうせなら湖畔で昼食にしよう。 湖畔は近いと思ったが、道なりに歩いて行くと20分ほどかかってしまった。 小さな船着き場とベンチ・芝生のある湖畔で食べる。 さあ、地図を頼りに出発である。 ザンクト・ギルゲンから時計回りに行ける所まで行こう。 少し歩くと壁も木の板で覆われた4階建ての家がある。 木々は日本ほど多くはないが、木の文化があるのだ。 細い車道は登り坂になりやがて下って行く。 道は2手に分かれているが標識がある(写真3)。 下の道を通っていけば、「ファルケンステインまで1時間半、ザンクト・ブォルフガングまで2時間半」などと書かれている。 観光客だろうか、カップルが歩いてくる。 やはり観光客も歩くような道なのだろう。 湖畔を見るとしっとり落ち着いた家々と船の格納小屋が見える。 その向こうには雪を被った1000mほどの山がある。 なかなか素敵な景色だ。 住人が垣根の手入れをしている。 そのような手入れがあって初めて美しい景色が保たれる。 湖畔から歩き始めて10分余、歩行者専用の遊歩道に着いた。 湖畔や周りの山々を見ながら散策する所なのだろう(写真4)。 数組の観光客にあった。 枯れ草の中に見たこともない花を見つけた(写真5)。 日本では園芸用のクロッカスに似ている気もするが・・・。 13時半、ヒューバーグFurbergに着いた。 また車道に出て、森の中を歩いて行く。 山はそれほど高くなく、また木々も大きくはない。 切った木材が積まれている。 ここもドイツのザールブルク城砦周辺で見たように計画的に管理されているのだろう(メルマガNo.522)。 今度はもっと変わった花を見た。 花びらも黄緑の花である。 道はいつの間にか山道になっていた。 そして岩場に突き当たった。 先には進めない。 元来た道に戻るか、または道を探し歩けるところを歩いて行くか・・・。 地図を見るとそれほど遠くないところに道はあると思われる。 しかも、今は春であり雑草はそれほど茂ってはいない。 通れるところを探し道なき道をよじ登っていく。 ありました!朱色のペンキのマークである。 ここでは初めて見るマークではあるが、方向を教えてくれているようである。 ペンキマークは万国共通なのかもしれない、と思った。 登り切るとブォルフガング湖が眼下に広がった(写真6)。 そして船がゆっくりザンクト・ギルゲンからこちらに向かってくる。 あの船に乗ればザルツブルクに行くバスが発着するバス停に行くことができるだろう。 足元を見るとたくさんのシカの糞が転がっている。 シカに会ったり鳴き声を聞いたりすることはなかったが、何頭も住んでいるのだろう。 高台から進んで行くと正規の山道に出て標識もあった。 どんどん進んで行くとアベアー・シーブリッジ(標高795m)に着いた。 そこからの展望もよかった。 下りはなんと鉄製の階段であった。 山道を下っていく。 小さな滝があり、沢もある。 先ほどのブルーの花(写真5)が一面に咲いている。 15時過ぎ、ようやく集落が見えてきた(写真7)。 そこはフォルクステインの街であった。 ここはこれまでの湖畔の集落より大きな街で鉄筋の高い建物もある。 歩いて行くと多くの観光客がいる街に出た。 多分ザンクト・ヴォルフガングの街だろう。 土産物屋があり多くの観光客がいる。 今まで会わなかったが、この観光客はどこから何に乗ってきたのだろうか? 観光バスだろうか、自家用車だろうか・・・。 なかなかきれいな街である(写真8)。 船着き場のような所もあるが、客も船もいない。 小さな子ども2人を連れた母親がいたので船乗り場を聞くとあっちだ、と言う。 どんどん歩いて行く。 民家がぽつんぽつんと少なくなる。 歩けど歩けど、それらしき物はなかった。 地図を見るとザンクト・ヴォルフガングとストローブの中間まで来ていた。 もう歩くのに疲れた。 次のバス停まで歩こう、と決めた。 なかなかバス停はなかったが、16時10分アップスバッハと書かれたバス停に着いた。 ここでも運が良くバスは16時18分であった。わずか8分後に来る。 ストローブでバスを乗り継ぎ、18時少し前にザルツブルクに戻ることができた。 素敵な風景を見ることができたブォルフガング湖の湖畔歩きであった。 |