2016.01.10 MM 第549号

   私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus 

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花沢山5 [初日の出] (はなざわやま 449m)

       (焼津アルプス) 静岡県 焼津市・静岡市
                       

この山の私の印象等は・・・                                     

「 元日から大汗をかき、御来光を拝んだ 焼津アルプス 花沢山 」

  *下に私の感想等の文があります。                                                                         
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【歩いた日】     2013年01月01日(火)

【天候】        快晴

【コース及び時間】

6:14海雲寺-(道迷い)-6:40小浜上展望所7:10-7:16大日堂-7:44水車小屋分岐-8:05花沢山〈449m〉8:10

-8:28日本坂峠8:30-8:45法華寺-9:00花沢の里P-9:15海雲寺


          【 登り 1時間21分  下り 1時間3分  合計 2時間24分 】



*コースタイムは写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。
 また、歩き方で全く変わりますので、あくまでも参考タイムにしてください。



  
ここをよじ登ってきた(写真1) 伊豆半島の向こうに太陽が少しずつ上がってきた(写真2)
2016年の初日の出(写真3) 初日の出を見る人達(写真4)
昔の標石にも正月飾り(写真5) 樹木の向こうに花沢山が見えてきた(写真6)
静かな花沢山(標高449m)山頂(写真7) 花沢山からの富士山(写真8)
南アルプスの展望(写真9) 花沢の里にはまだ紅葉したモミジが(写真10) 

 【感想 等】

今年も元日は焼津アルプス山頂から御来光を拝んだ。

毎年書いているが、焼津アルプスには3つの大きなピークがある。
高草山(標高501m)、満観峰(標高470m)、花沢山(標高449m)である。

私は、その3つのピークで順に御来光を拝んでいる。
昨年の2015年は満観峰(メルマガNo.507)で拝み、一昨年の2014年は高草山(メルマガNo.465)である。
2013年の花沢山はメルマガNo.420にある。

2013年はかんぽ下からの登山道が通れたが、今は崩落の危険があるため通行止めになっている。
それで、初日の出を拝むことができる「小浜展望所」へは小浜の海雲寺から直登することにした。

いくら地元とはいえ、日の出前の暗い中を登るので少し前に下見で歩いてきた。


元日朝6時、地域の神社で「新年賀詞交歓会」の準備している自治会役員に挨拶し、海雲寺に向かった(私は神社の町内会の役員をしている)。

海雲寺には10分ほどで着き、すぐに出発した。
下見の時、下草が生えていて急登するのが大変だったので、農道を登っていったY字に分かれているミカン畑から登ることにした。
赤いライトの点滅が見え、誰かが登っていると思ったからである。

しかし、その赤い点滅はイノシシ除けの電気柵の本体のランプであった。
5分ほど登ると、ミカン畑は終わり草が生い茂り暗い中を歩ける状態ではなかった。
ここで時間を取っていたら御来光には間に合わない。

農道に降り、下見をした急登からトラバースする道を登ることにした。
6時28分、Y字路を右に100mほど進んだ索道から入る。

急登を5分ほど登り、左にトラバースしかつて使われていた山道に出た。
あとはまっすぐ登るだけである。

最後は少々ヤブこぎをして尾根に出た(写真1)。

厚着だったことと急いだため汗だくだくになった。
下見の時も全く汗をかかなかったのに、元日から大汗である。

今年の元日は、いつも以上に穏やかで暖かである。

6時40分、「小浜上展望所」に着いた。
ここは焼津アルプス東尾根で唯一駿河湾・伊豆半島が見渡せる場所である。

そこには誰もいなかった。
前回は20人ほどで御来光を拝んだが、今回はかんぽからの登山道が不通のため私1人かとも思った。

日の出5分前頃、私と同じところから7人が登ってきた。
この下の集落の方達である。

駿河湾の向こうにある伊豆半島が赤く染まってきた(写真2)。
前日の31日は雲が垂れ込め日の出は見えなかったが、良い御来光が拝めそうである。

初日の出はぐんぐん上がり、7時前完全に姿を現した(写真3)。
「今年もみなさんにとっても私にとってもすばらしい1年でありますように・・・」と心の中で言い手を合わせた。

太陽は上がり、光の赤い筋がこちらに伸びてきた。
辺りもしっかり朝になった。
そろそろ花沢山に向かって歩くことにしよう。
7人組はまだ初日の出を眺めている(写真4)。

少し行った所に「山の神」の石祠がある。
そこには注連飾りとお餅が供えられていた。

もう少し行ったところにある「砂張屋孫右衛門道標」にも同様に供えられていた(写真5)。
信仰深い人がいるものである。

大日堂、道了権現にももちろん供え物があった。
道了権現の北側からは富士山が見える。
そしてこれから登っていく花沢山も樹木の間からのぞいている(写真6)。

そこから下り水車小屋への分岐に出る。
そしてこのコース一番の登りである。

登り切って北西に進めば花沢山(標高449m)の山頂である(写真7)。
元日の朝、ここに来る人はほとんどいないので静かである。

そんな中、シカの遠吠えを初めて聞いたが、今まで焼津アルプスにシカがいるという話は聞いたことがない。確かめたいものである。

航空灯台跡に出ると木々の隙間から富士山が見える(写真8)。
暖かいせいで少し霞んでいるのは残念ではあるが、こんな富士もまたいい。

ここからは日本坂峠に下る。

数分下ると、右側の展望が開ける。
そこからの富士山と静岡市内の展望はピカイチである。

また、4分ほど下ると、左側の展望が開ける。
そこからは焼津市と駿河湾の展望が広がる。
これも好きな景色である。

右手には雪を被った南アルプスが、丸子富士の上に見える(写真9)。
冬ならではの景色である。

8時半、日本坂峠に着いた。
まだ地面近くの葉には霜が残っている。
穴地蔵の上のツバキが満開である。

休まず降りよう。
すいすい下り、法華寺には8時45分に着いた。
満観峰から下ってきた人がちらほらいる。
暖冬のせいか紅葉したモミジが残っている。

花沢の里にもモミジは残っていた(写真10)。
父子がその景色を楽しみながらゆっくり下ってくる。

いつも車を止める花沢の里観光駐車場はまだ30台ほど車が残っていた。
そこから15分かけ、車を置いた海雲寺に着いた。

暖かな朝で、大汗をかきすばらしい御来光を拝んだ2016年の元日であった。

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