2016.05.30 MM 第565号

   私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus 

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丸盆岳(2066m まるぼんだけ)・黒法師岳(2067m くろほうしだけ)
 静岡県川根本町・浜松市天竜区水窪町
日本三百名山・静岡の百山
                       

この山の私の印象等は・・・                                     

「 3度目の挑戦でやっと登れた丸盆岳 と おまけの黒法師岳 」

  *下に私の感想等の文があります。                                                                         
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【歩いた日】     2016年5月6日(金) 


【天候】        曇りのち小雨


【コース及び時間】

戸中川ゲート5:10-5:44/49-6:27黒法師岳・丸盆岳登山口6:40-7:05/10-7:30ヤレヤレ平7:35-8:09/14-

8:38黒法師岳分岐-8:46/51-9:08カモシカ平-9:28丸盆岳〈2066m〉9:44-9:56カモシカ平-10:18黒法師

岳分岐10:23-10:52黒法師岳〈2067m〉11:05-11:28黒法師岳分岐-11:53降雨(雨合羽着用)11:59-

12:15ヤレヤレ平12:20-12:55黒法師岳・丸盆岳登山口-12:58休憩小屋13:03ー13:37[3kmポイント]13:42

-14:09戸中川ゲート


    【 登り  4時間32分   下り 3時間17分        合計 7時間49分 】
      


*コースタイムは写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。
 また、歩き方で全く変わりますので、あくまでも参考タイムにしてください。


【温泉】        山王峡温泉「しらかば荘」(浜松市天竜区水窪町) 500円(現在、宿泊・宴会以外は受け付けていないようです)  

  
黒法師岳・丸盆岳登山口(写真1) コバイケイソウがたくさん生えている(写真2)
黒法師岳・丸盆岳の分岐に着いた(写真3) 黒法師への分岐から丸盆岳が見える(写真4)
1輪の花、サクラソウだろうか(写真5) 30分でカモシカ平に着く(写真6)
丸盆岳[2066m]の山頂(写真7) 丸盆岳から黒法師方向の展望(写真8)
南アルプスの山々も見える(写真9)  黒法師岳[2067m]山頂(写真10)
有名な黒法師岳の三角点(写真11)  バラ谷山への分岐(写真12)

 【感想 等】 

 今年のGWは静岡県浜松の北にある水窪周辺の「静岡の百山」に3日間出かけた。
1日目は、水窪ダムからの林道を北上した戸中山ゲートから不動岳-鎌崩-丸盆岳の縦走を企てたが鎌崩のすごさに撤退を余儀なくされた。

それで、また戸中山ゲートに戻り、翌日林道を6km歩き黒法師岳・丸盆岳登山口から登るという安易なコースを歩く。


朝、5時過ぎ戸中山ゲート自転車で出発した。
昨日走った700m地点に自転車を置き、本日もそこから歩く。
昨日痛めた右膝の痛みはない。

2kmほど歩いたところで私より15分ほど前に出発した70歳くらいの男性を追い抜いた。

30分歩き、少し休みながら本日の体調をチェックする。
調子は悪くない。

6時半前、黒法師岳・丸盆岳登山口に着いた(写真1)。
ここの登り始めもやはり最初は急なジグザグの坂である。

少し登ると灌木の中の山道になったが、両脇の枝を払ってある。
人気のある日本三百名山の1つ、黒法師岳があるためだろうか。
(今回の3日間で山道に新しく手が入っていたのはここだけであった)

今日は「等高尾根」と名付けられた尾根道を登る。

登山口から1時間で「ヤレヤレ平」に着いた。
そして数分で「市川戻り」に着いた。
どうして付けられた名前なのだろうか。
わざわざ立派な白い板に書き表示する理由を知りたいところである。

そこから10分ほど行くと、コバイケイソウがたくさん生えている(写真2)。
昨日の「鹿ノ平(メルマガNo.564)」手前より標高が低いので成長がいいのだろう。
不動岳 http://h1933.web.fc2.com/hyaku-k/yama564/yama564.html

8時半、今度は「弁当転がし」という表示である。
いろいろな山に登っているが、こんな個人的な感じのネーミングは見たことがない。
林業従事者が弁当を転がしたのだろうか・・・。

このコースは2度目であるが前回は小雨の中の登山で一眼レフカメラを気にしながら登ったにもかかわらず
カメラの中に水分が入りシャッターが切れなくなったあまり印象の良くないコースである。
そのためかどうかはわからないが、こんな表示があったか否かは全く覚えていない。

「弁当転がし」から5分で黒法師岳・丸盆岳の分岐に着いた(写真3)。
時刻は8時半過ぎである。

調子がよいのか疲れは全くない。
休まず丸盆岳に向かう。

前回ここに登った時は天気が良くなかったので黒法師岳(メルマガNo.268)だけを登り、丸盆岳を次回に回してあった。
それが今回というわけである。
黒法師岳 http://h1933.web.fc2.com/hyaku-e/yama268/yama268.htm

この黒法師への分岐から丸盆岳が見える(写真4)。
カモシカ平に下り登り返せば丸盆岳である。

ピンクのかわいい花が1輪咲いている(写真5)。
サクラソウだろうか。

分岐から30分、クマササの中を歩きカモシカ平に着く(写真6)。

残念ながらカモシカの姿は見かけない。
糞もあまり見かけなかった。

不動岳と同じく、クマササの中の踏み跡をたどって歩いて行く。
丸盆岳は黒法師岳のついでに登る人が多い分、踏み跡がやや濃い。

20分で丸盆岳に着く(写真7)。
時刻は9時半前である。
今日も、登山道から山頂まで独占状態である。

昨日は鎌崩に遮られてこの丸盆岳に来ることができなかったが、ようやく山頂に立つことができた。
以前、黒法師に登った時天候が悪く延期し、昨日は断念しやっと3度目で来ることができた。

周りの山々がよく見えるが、黒法師岳方向の展望がいい(写真8)。

雪のある南アルプスも昨日より見える(写真9)。
ずっとここにいたいくらいである。


さあ、分岐まで戻り黒法師にも行ってみよう。
北西側がガレていてクマササが短い。
そこを通れば歩きやすい。
展望を楽しみながらカモシカ平を通り黒法師岳・丸盆岳分岐に着く。

雲行きが少しずつ怪しくなってきている。
西側にガレを見ながら登って行く。
以前見た懐かしい風景である。

11時前、黒法師岳に着いた(写真10)。
木々が茂り、記憶と同じ風景が広がっていた。

そしてあの三角点の標石がある(写真11)。
かつて登った時から全く時が経っていないかのようである。

雨が降り出す前に下りたい。
バラ谷山への分岐も脳裏に焼き付け下って行く(写真12)。

「弁当転がし」を下った所で、朝林道であった70歳くらいの登山者に会う。
彼はずいぶん時間がかかっている。
まあまだ12時前であるので、日没までには下山できるであろうが・・・。

ヤレヤレ平手前で小雨が降り出す。
雨合羽を着て下る。

13時前、黒法師岳・丸盆岳登山口に着く。
登山口にある休息小屋で休む。
濡れずに、腰を下ろしザックから行動食を取り出し食べることができ、ありがたい。

13時過ぎ、小屋を出発し14時過ぎに戸中山ゲートに着いた。

かつて雨で黒法師岳だけ登り登頂を断念し、そして前日不動岳から登れなかった丸盆岳を難なく無事登ることができた。
また黒法師岳も再度登ることができ良かった1日であった。

周辺には温泉がなく小雨と汗で少し濡れた体を何とかしたいと困った。
そこで無理にお願いし、山王峡温泉で入浴させていただいた。
(普段は、宿泊客、宴会客以外は入浴できないのだそうだ)
またまた、ラッキーであった。

温泉の親父は猟師でもあり、鎌崩が凍った2月に獲物を追って通ったことがある話などをしてくれた。
そんな出合いもまた楽しいひとときであった。

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