2020.05.25 MM 第741号

    私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus
電子書籍  「焼津アルプス登山ガイド」 デジタル版『18切符風ドイツ貧乏旅行』 

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鍬崎山(くわさきやま 2090m)

富山県富山市 日本三百名山 富山の百山


この山の私の印象等は・・・                                     

「 カモシカにも会え、雨の中を長時間歩いて周遊した 瀬戸蔵山・大品山・鍬崎山 」
 

                        *下に私の感想等の文があります。            

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【歩いた日】     2019年8月28日(水)

【天候】        晴れ

【コース及び時間】

あわすのスキー場P6:25-6:47龍神の滝6:52-7:40/45-7:53瀬戸蔵山〈1320m〉-8:21大品山〈1401m〉

8:26-8:30あわすの村分岐-9:03/08-9:44/50-10:15/20-10:50鍬崎山〈2090m〉11:00-11:32/37-

12:08巨木12:13-12:37あわすの村分岐-13:04/09-14:03あわすのスキー場P




      【 登り 3時間54分   下り 3時間48分   合計 7時間42分 】


*コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。


【日帰り温泉】   グリーンビュー立山(600円) 富山県富山市立山駅前 

  
あわすのスキー場に向かう途中遭遇(写真1) あわすのスキー場から登る(写真2)
鉄橋を渡る(写真3) 百間滑(写真4)
龍神の滝(写真5) 松尾の大杉(写真6)
展望が開け立山方向の山並みが(写真7) 日本海方向は晴れているのか(写真8)
白い花はノリウツギだろうか(写真9) 富山平野は晴れだ(写真10)
樹林の尾根を進む(写真11) 大品山1401m(写真12)
ここにも巨木が(写真13) 鍬崎山2090m(写真14)
あわすのスキー場が見える(写真15) 天気は回復しつつあるのか?(写真16)
 

【感想 等】 

昨年の8月下旬、北アルプス方面の遠征に行った時に登った山の一つである。
久しぶりに鹿島槍や立山に行きたくなり、鹿島槍・爺ヶ岳登山後に青海黒姫山に登り立山に来た。

天気予報は雨。
雨の中、立山に行っても大して楽しむことはできないし、翌日も天気が悪そうである。
立山ではできれば剱に、そして奥大日岳に行こうと考えている。

それで、立山は1日ずらすことにした。
1日ずらすと言っても山歩き以外のしたいことは私にはない。
この周辺で観光で行きたいところもない。

それで、立山下山後時間があれば登ろうと思っていた立山入口にある鍬崎山に登ることにした。
コースタイムは9時間40分で、結構登りがいがある。
天気は今一歩だしモチベーションは低かった。

6時過ぎ、登山口のあわすのスキー場に向かうとカモシカが出迎えてくれた(写真1)。
「よく来たな。この天候じゃあ、登山者は少ないが楽しんでくれ」、とばかりに・・・。

6時25分、弱い霧雨の中を雨合羽は着ずに出発する。
駐車場には手作りの地図が設置されていて助かった。
そこには「龍神の湧水」を通り、百間滑、龍神の滝と登って行く、と書かれている。

その案内表示に沿って登って行く。
リフト乗り場の近くに「龍神の湧水」があり、かつては修験者の喉をうるおしたとある。
細い道を進んでいくと杉林の中に入り、やがて木の階段の道になった(写真2)。

あたりが開けたら鉄橋があった(写真3)。
その下には200mの長さがあるという百間滑(ひゃっけんなめ)があった(写真4)。

そこからが本格的な山道である。
「松尾山の湧水」を過ぎ、登って行くと「龍神の滝(たつがみのたき)」が見えてきた(写真5)。
落差40mで「とやまの滝37選」の1つだと看板に書かれていた。

その先は二股に分かれていて、右は大木を見て登り、左は普通の登山道との表示がある。
私はやはり右の大木を見ながら登りたい。

2つあったが、これが「松尾の大杉」である(写真6)。
風格があり、なかなか形がいい。

すぐに登山道に合流し登って行くと展望が開けてきた。
立山方向の山並みが見えるのだろう(写真7)。

梯子があり上がると日本海が見えてきた(写真8)。
こちらの空はどんより暗いが、日本海方面は明るい。
晴れてはいないだろうが、雲が薄いのだろう。

足下を見ると木に白い花が咲いている(写真9)。
この辺に多いノリウツギだろう。

8時すこし前、瀬戸蔵山(1320m)に着いた。
山頂の表示がなければわからなかった。

そこから富山平野が見えた。向こうは晴れだ(写真10)。
ここも晴れるといいのだが・・・。

白樺のような樹林の尾根を進む(写真11)。
なだらかで歩きやすくていい。

8時半前、大品山(標高1404m)に着いた(写真12)。
展望は開けているが、ガスっていて景色は見えない。
そこには「←鍬崎山3.0km ゴンドラ山頂駅2.6km→」とある。
山頂まであと3kmだ。

その先にはあわすの村への分岐があった。
ここからは「中上級者向きのコース」との看板がある。
ここから鍬崎山のピストンだけでも、登り3時間、下り2時間のコースタイムである。
まだ5時間もかかるとはなんとロングコースか・・・。

歩いて行くと巨木があった(写真13)。
なかなか素敵な木である。

空が少し暗くなってきたと思ったら雨が降ってきた。
9時過ぎ、雨が少し強くなってきたので、雨合羽を着た。

緩やかな登りが多かったが途中鎖場もあった。
途中3回ほど休み11時前に鍬崎山2090mに着いた(写真14)。
雨で周りの展望はない。

これまで2回カメラを濡らして壊しているのでザックの中にしまう。
行動食を少し食べたら引き返すことにした。

1時間余歩き巨木に着いた。
雨で展望もないし、気温も低いので思った以上に早い。

12時半過ぎ、あわすの村への分岐に着いた。

少しあわすの村方向に進むとダムの堰堤が見えてきた。
やがて水力発電の鉄管の横を下っていく。

あわすのスキー場が見えてきた(写真15)。
天気は回復してきている。
明日は天気がいいといいが・・・。

周辺の様子も見えてきた(写真16)。

林の中を通り、14時過ぎあわすのスキー場駐車場に着いた。


雨の中何時間かかるのかとモチベーションが下がっていたが、カモシカや巨木にも会え、8時間弱で下山することができた。

雨合羽を着て歩いていたので汗で全身濡れている。
早く温泉に入りたいところだ。

立山駅前の「グリーンビュー立山」が運良く日帰り入浴をやっていた。
14時半、温泉に浸かる。

ナトリウム炭酸水素塩泉で滑らかな泉質であった。
もちろん? この時間に入浴している人はいない。
またまた独占入浴である。

しっかり疲れを取り温まることができた。


この後のことは既に書いてきた。
翌8月29日は暴風雨の中、「雄山」に登り「みくりが池温泉」に泊まる。

雄山 http://h1933.web.fc2.com/hyaku-n/yama705/yama705.html
みくりが池温泉 https://plaza.rakuten.co.jp/masarus/diary/201909120000/

そして30日には「奥大日岳」まで歩き、称名の滝に下る。
奥大日岳 http://h1933.web.fc2.com/hyaku-n/yama706/yama706.html

「グリーンパーク吉峰」温泉に浸かった。
グリーンパーク吉峰 https://plaza.rakuten.co.jp/masarus/diary/201909210000/

後半は雨にやられた遠征であった。

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ご活用ください。

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