2020.07.27 MM 第750号

    私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus
電子書籍  「焼津アルプス登山ガイド」 デジタル版『18切符風ドイツ貧乏旅行』 

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於茂登岳(おもとだけ 526m) 沖縄県石垣市 石垣島
新日本百名山


この山の私の印象等は・・・                                         

「 こんなに簡単だっけ?沖縄県で最高峰の 於茂登岳 」
 

                        *下に私の感想等の文があります。            

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【歩いた日】     2020年3月15日(日)

【天候】        晴れ

【コース及び時間】 

於茂登岳登山口手前駐車場8:36発-8:41於茂登岳登山口-9:20急登下9:25-9:35於茂登岳〈526m〉9:44

-10:24登山口-10:28於茂登岳登山口手前駐車場


       【登り 54分  下り 44分   合計 1時間38分】


*コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。



  
登山口手前の駐車場に着いた(写真1) 於茂登岳登山口(写真2)
踏み固められた山道を登っていく(写真3) 草がおい茂っている(写真4)
最後の給水ポイント(写真5) ロープもある急登(写真6)
笹が生い茂っている(写真7) 山頂方向が見えてきた(写真8)
気象台レーダー施設に出た(写真9) 竹藪の中に「於茂登岳」と書かれた石がある(写真10)
竹薮がすごい(写真11) ここからは展望がいい(写真12)
リュウキュウチクの向こうに山々と海が見える(写真13)  板状根になっている(写真14)
小さな滝がある(写真15)  亜熱帯の原生林を下る(写真16)
 

【感想 等】 

石垣島に来て3日目である。
朝起きると、天気は前日とはうって変わり晴れている。

それで、まず石垣市からすぐの「バンナ岳」を歩いた。

次に向かったのは於茂登岳である。
この於茂登岳の登山口も石垣市街地から近い。

於茂登岳は39年前の3月に登っているので2度目である(メルマガNo.139)。
暑い中を汗をかきかき登り、途中の急登で3mほど前を登っている人が石を落とし頭は避けたが背中のザックに当たり中のカメラのレンズに傷が付いてしまった。
思い出深い山である。


8時半には登山口手前の駐車場に着いた(写真1)。
今日は日曜日であるが、他の車は止まっていない。

5分で登山口に着いた(写真2)。
たくさんの杖と古い「山火事注意」の看板がある。
使い古されたような杖の数から多くの人が登っているのはわかる。

ただ、何となく雰囲気がくらっぽいと思った。

また近くには「石垣市希少野生動植物種保存地区」の平成27年に立てられた看板もあった。
その下には目立つように黄色の「ハブ出没注意」の看板も付けられていた。

奄美大島の友人と島の湯湾岳の山道で草を棒で叩きながら歩いたのが懐かしい(メルマガNo.511 湯湾岳)。

踏み固められたなだらかな山道を登っていく(写真3)。

「大御岳ぬ清水」と書かれた石碑がある。

草がおい茂っていて歩きにくい(写真4)。
ちょうど手入れの間の伸びている時期だとは思うが、沖縄県を代表する山なのでこの草に少しびっくりした。

樹林に入れば草はそれほど伸びてはいない。
『山水会』が設置してくれた「最後の給水ポイント」の表示がある(写真5)。

その先はロープもある少し急登である(写真6)。

今度は草どころか背丈を超える竹の中を進む(写真7)。
3月に登った屋久島の永田岳で足下には雪、2mを超える竹の中を登ったことを思い出した。
あの時は雪がある足下が見えず歩きずらかった。

その時に比べれば歩きやすいが背丈を超える竹薮は歩きにくく、時々顔や腕を竹がこする。
これは多分「キュウキュウチク」というのだろう。

1度竹薮を抜けると山頂方向が初めて見えてきた(写真8)。
それほど遠くはない。

また竹薮の中を進むと草がきれいに刈られた気象台レーダー施設に出た(写真9)。
もうここが山頂の一角である。
登山口から1時間もかからずに着くことができた。

ここは立ち入り禁止なので手作りの標識に沿って北東方向に進んでいく。

竹薮の中に「於茂登岳」と書かれた石がある(写真10)。
ここが山頂だろうか?

竹薮がすごい(写真11)。
いくら沖縄県での最高峰でも標高は526mしかない。
焼津アルプス主峰の高草山501mよりわずかに高いだけである。
亜熱帯では植物はぐんぐん育つだろう。
特に竹は精力が強く私の家でも少し困っている。

今焼津アルプスもそうであるが、放置した樹林に竹が侵入して竹薮に変わってきている。
こんなかわいい竹ではなく10m以上ある竹であるが・・・。
所有者では手が付けられなく税金を使って伐採整備している所もある。

建物を回り込みその先に進んでいくと展望がいい場所があった(写真12)。
そこにはシダ植物が1本生えている。
小笠原諸島で見たことのあるマルハチに似ているが、少し違ってヒカゲヘゴだ。

リュウキュウチクの向こうに山々と海が見える(写真13) 。

展望を楽しんだら下山だ。
周りの植物などを見ながら下りよう。

板状根になっている木があった(写真14)。
サキシマスオウの板状根が有名だが、台風などの暴風雨に耐える木は自然にこのようになるのかもしれない。

登りでは寄らなかった小さな滝に寄る(写真15)。
暑さを和らげるには滝や沢のなどの水がいい。

亜熱帯の原生林の中を下る(写真16)。
蝶を捕っている学生風の人に会った。
於茂登岳で初めて会う人である。

その後、何かの調査をしている40代くらいの人にも会った。
日曜日ではあるが登山者には誰にも会わなかった。

10時半前に登山口に着いた。
1時間半余、こんなに簡単だったのか・・・。
しかも、こんなにリュウキュウチクが生い茂っていたのだろうか。
ネガフィルムで写した39年前の写真と記録からでは十分わからない。

天候とか体調にも寄るが、思い出もどんどん変形されていくのだろう。
晴れの中、あまり汗もかかず気持ちよく登れてよかった。

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