2020.11.30 MM 第768号

    私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus
電子書籍  「焼津アルプス登山ガイド」 デジタル版『18切符風ドイツ貧乏旅行』 

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櫛形山(くしがたやま 2052m) 山梨県南アルプス市・富士川町
日本二百名山


この山の私の印象等は・・・                                         

「 富士山や南アルプスの山々の展望を楽しんだ晩秋の 櫛形山 」
 

                        *下に私の感想等の文があります。            

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【歩いた日】     2020年11月14日(土)

【天候】        快晴

【コース及び時間】  

池の茶屋P10:45-11:20奥千重(三角点)〈2052m〉11:30-11:35櫛形山山頂標識12:11-12:40アヤメ平分岐

-12:43裸山〈2003m〉12:48-13:12アヤメ平〈1900m〉13:45-14:46奥千重(三角点)〈2052m〉14:51-

15:16池の茶屋P

       【 行き(アヤメ平まで) 1時間36分  帰り(アヤメ平から) 1時間26分  合計 3時間2分 】


*コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。


  
池の茶屋駐車場の案内図(写真1) 尾根道を奥千重に向かう(写真2)
赤石岳・聖岳など南アルプスの山々が(写真3) 霜柱が伸びている(写真4)
北岳・間ノ岳などが見える(写真5) 富士山もよく見える(写真6)
風格のある木が多い(写真7) 奥千重にある櫛形山三角点(写真8)
朽ちた木に苔が生えている(写真9) 櫛形山の山頂標識(写真10)
カラマツの木々にサルオガセが付いている(写真11) 山頂から30分で裸山に着く(写真12)
裸山はぐるっと周遊ができる(写真13)  熊の爪痕が(写真14)
アヤメ平(写真15)  アヤメ平の休息舎(写真16)
 

【感想 等】 

今回は焼津アルプス愛好会、総勢11名での山歩きです。

静岡を8時に出発し東名高速、中部横断道と走り山梨県増穂ICに向かいます。
そこから県道や林道を通り櫛形山の登山口のある池の茶屋駐車場に10時半過ぎに着きました。

登山口にある案内板で今日のコースを確認して出発です(写真1)。
初心者を含む参加者みなさんです。
みなさんの歩き方で次の3つのどれかになります。

A 櫛形山山頂まで(45分) 時間は片道です。

B 裸山まで(1時間45分)

C アヤメ平まで(2時間15分)


順調に歩けばCコースが可能です。ABCどれでもそれなりに楽しむことができます

ここ池の茶屋駐車場は、すでに標高が1860mあります。
櫛形山2052mの山頂までの標高差は200mしかありません。

シカ除けの柵を通り尾根道を登っていきます(写真2)。
この付近のカラマツはすでに葉を落とし樹林越しの展望があります。

少し登ると赤石岳・聖岳など南アルプスの山々が見えてきます(写真3)。
足下を見ると霜柱が伸びています(写真4)。
気温は低くはありませんが夜は零下まで冷え込んだことがわかります。

もっと登ると北岳や間ノ岳も見えてきました(写真5)。

そして富士山も見えます(写真6)。
紅葉は終わってしまったようですが、その分展望はいいです。

尾根を歩いて行きますが、大きな木が所々にあります(写真7)。
これらの大木を見るのも山歩きの楽しみです。

11時20分、奥千重(櫛形山三角点)に着きました(写真8)。
この櫛形山には原生林の大きな木がたくさんあります。
あるものは倒れて苔むしています(写真9)。
山や木の歴史を感じます。

三角点から5分で櫛形山山頂の標識に着きました(写真10)。
ここで富士山を見ながら昼食休憩です。

昼食中に、正月2日のここからの展望を思い出しました。
山頂の倒木と富士山の風景を覚えていました(メルマガNo.508)。
この時は、新雪をラッセルして南伊奈ヶ湖から登りました。

また、アヤメの時期に登りアヤメの群生を楽しんだこともあります。
アヤメの群生(2003年) http://h1933.web.fc2.com/hyaku-b/yama108/yama108.htm

2009年に来た時は多くの高山植物がシカの食害で全滅でした(メルマガNo.270)。
いろいろなことが思い出されます。

時刻はまだ12時過ぎ、時間は十分あります。
裸山に向かいましょう。

葉を落としたカラマツの木々にサルオガセが付き、木が枯れるのではないかと心配になります(写真11)。
カラマツの林は大丈夫でしょうか。

櫛形山の山頂から30分で裸山に着きました(写真12)。
名前の通り裸の山で、南アルプスの山々の展望がよかったです。

裸山はぐるっと周遊ができます。
小さい山ですがぐるっと回り登り地点に戻りました(写真13)。

まだ時刻は13時前、アヤメ平に向かいましょう。
途中、比較的新しい熊の爪痕がありました(写真14)。
ドキッとしましたが、声を出し話しながら歩けば大丈夫でしょう。

アヤメ平には裸山から約30分で着きました(写真15)。
この時期には花々は枯れていますが、それも風情があっていいです。

ここには避難小屋もあり雷雨などの場合逃げ場があっていいです。
ただ、「トイレ50m→」はトイレを見つけることができませんでした。
アヤメの時期ではないので撤去されたのでしょうか、それとも探すのが下手だったのでしょうか?

ここでは、迷子のおじいさん騒動がありました。
半袖で携帯電話も持たず、ご自分の下山口も知らず東京から3人で来たと言うのですが、仲間と分かれてしまったというのです。
やっと繋がった携帯でおじいさんの家庭に電話をしている間に仲間の1人をアヤメ平で見つけ安心しました。

帰りは裸山は通らず15時過ぎに駐車場に戻りました。

多くのみなさんと晩秋の快晴の中を南アルプスや富士山を見ながら気持ちよく歩くことができました。

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ご活用ください。

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