2021.09.06 MM第806号

    私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus

電子書籍  「焼津アルプス登山ガイド」 デジタル版『18切符風ドイツ貧乏旅行』 CDR 実登 山梨百名山

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石狩岳(いしかりだけ 1967m) 北海道上川町・上士幌町 日本二百名山


この山の私の印象等は・・・                                         

「 霧雨の中の山歩きだったが花々を楽しんだ 石狩岳 」
 

                        *下に私の感想等の文があります。            

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【歩いた日】     2021年7月8日(木)

【天候】        霧雨

【コース及び時間】

御殿大橋P(二十一ノ沢出合)5:05-5:38/5:43-6:21/6:26-7:29/7:34-7:55音更山分岐8:00-8:31/8:36-8:42

石狩岳〈1967m〉8:55-9:19音更山分岐9:24-10:03/10:08-10:34/10:39-11:00沢11:05-11:30御殿大橋P


     【登り 3時間12分  下り 2時間15分   合計5時間27分】


*コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。


【日帰り温泉】    層雲峡温泉「黒岳の湯」(600円)  北海道上川町層雲峡


  
登山口には広い駐車場と簡易トイレがあった(写真1) 木々が倒れ自然のすごさを見せつける(写真2)
シャクナゲ(写真3) かくれんぼ石(写真4)
ガスが晴れ展望が開く(写真5) 音更山との分岐(写真6)
山容も少し見えてきた(写真7) コマクサ(写真8)
シナノキンバイ(写真9) チングルマの花(写真10)
アオノツガザクラ(写真11) チングルマの顎(写真12)
ヨツバシオガマ(写真13)  エゾコザクラソウ(写真14) 
石狩岳(標高1966m)(写真15)  稜線が続く(写真16)
 

【感想 等】 

7月5日から13日まで北海道中部の山に行ってきた。
1日目は買い出しと移動に使い、2日目に天塩岳(メルマガNo.802)に登り、3日目にニペソツ山(メルマガNo.804)に登った。

3座目の今回は石狩岳である。
昨日までの2つの山ではヤマレコが上手く使えなかったので動きが軽いヤマップをダウンロードして活用しすることにした。
ヤマップは使ったことがあり、何とか使い方はわかっている。

石狩岳は前日登ったニペソツ山同様、林道が大変なダメージを受けていて地図で出ている林道を通ることができない。
ただありがたいことに営林署が別のルートを開いてくれてあり遠回りだが登山口まで行くことができる。

営林署に聞くと北に7km行った所に標識があり登山口の御殿大橋Pに行くことができるという。
砂利道であり少し遠かったがありがたく登山口に着くことができた。

駐車場は広く、簡易トイレも設置されている(写真1)。
5時過ぎ、御殿大橋を出発した。
駐車場には私以外はいない。

今日登るコースは往復とも急登の「シュナイダーコース」である。
登山口には立派な看板もあり、標識には山頂まで4.5kmとある。

登山口から入っていくと林の中に小さな祠があった。
そこを抜けると沢があり、木々が倒れ自然のすごさを見せつけている(写真2)。

丸太や石の上を沢を渡るのであるが、なんと濡れた丸太が滑り左足が沢に落ちてしまった。
スタートから30分で足をぬらしてがっかりである。

前夜の雨と霧雨のため登山ズボンが濡れる。
霧雨と言うこともあり、上下の雨合羽を着ることにする。

シャクナゲが励ましてくれる(写真3)。
ゴゼンタチバナもある。

登って行くと「かくれんぼ石」がある(写真4)。
7時半、ここまで登ると岩が多い。

ガスが晴れて少しずつ展望が開けてくる(写真5)。
森林限界を超えつつある。

連日の悪天候でデジイチカメラのレンズが濡れ曇っている。
あまり濡れるとシャッターが切れなくなるので気をつけてはいるが・・・。

8時少し前、音更山との分岐に着いた(写真6)。
ここまで来ればあと700mで石狩岳の山頂である。

山容も少し見えてきてうれしい(写真7)。

ここの砂礫地にもコマクサが咲いている(写真8)。
コマクサを見るのは3日連続である。

その先にはシナノキンバイが咲いている(写真9)。
イワブクロも咲いている。
そしてチングルマの花もある(写真10)。

また、アオノツガザクラもある(写真11)。
中部日本のアルプスにもあるこれらの花々が北海道の屋根である大雪山系にも咲いているのはきっと陸で繋がっていて種が広がったのだろうと思う。
夏の短い間に成長し花を付け子孫を残し続けているこれらの花々がとても愛おしく思う。

そんなことを考えていたらチングルマの顎もあった(写真12)。
今は7月上旬なのでチングルマの顎は少ないが、花びらが落ち顎になっている株もあるのだ。

ヨツバシオガマもあった(写真13)。
北海道の種であるエゾコザクラソウがある(写真14)。
独自に気候に合わせ進化した花はなお素晴らしい。

8時半過ぎ、石狩岳(標高1966m)山頂に着いた(写真15)。
展望はわずかであったが花々を見ながら歩いていたら3時間半ほどで登ってきたことになる。

稜線が続いているがガスで見えるのはこの程度だ(写真16)。
山頂にいても仕方がない。
花を楽しみながら下ろう。

エゾノツガザクラなどの花を楽しみながら11時半に登山口の御殿大橋に着いた。
復路では沢に落ちないように慎重に濡れた丸太橋を渡ることができた。
また、スマホのGPSは準備したがあまり活用の機会がなかった。

今回は誰にも会わない山歩きであった。
下山後は、三国峠・大雪湖に寄り、層雲峡温泉「黒岳の湯」に浸かった。
層雲峡のホテルでも日帰り入浴できるのであるが、日帰り入浴の施設を選択した。

例年なら観光客でごった返している層雲峡は人が少なくのんびり入浴できてよかった。


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