2023.04.03 MM第888号
*下に私の感想等の文があります。
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【歩いた日】 2023年3月25日(土) 【天候】 小雨 【コース及び時間】 登り:坂本A尾根コース 下り:坂本Bコース 林叟院駐車場9:03-9:51笛吹段公園10:00-10:31坂本Bコース分岐-10:36キスミレ保護区10:44- 11:00高草山〈501m〉11:43-11:50坂本Bコース分岐-12:50林叟院駐車場 【 登り 1時間40分 下り 1時間7分 合計 2時間47分 】 *コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。 |
林叟院駐車場(写真1) | ハナダイコン(写真2) |
林叟院本堂(写真3) | シャガ(写真4) |
茶の木を刈ってくれてある(写真5) | 焼津港と駿河湾(写真6) |
満開のサクラの下を(写真7) | シャクナゲ(写真8) |
ツバキ(写真9) | ハハコグサ(写真10) |
花弁を閉じたキスミレ(写真11) | キスミレ群生地(写真12) |
エイザンスミレ(写真13) | きれいになったモミジ林(写真14) |
タチツボスミレ(写真15) | 霧の高草山の山頂(写真16) |
高草山501mの三角点(写真17) | 霧が上がってきた(写真18) |
竹林もしっとりして(写真19) | 林叟院駐車場が見えてきた(写真20) |
満開のサクラ(写真21) | ヤマブキも咲き始めた(写真22) |
【感想 等】 3月下旬、焼津アルプス愛好会で毎年恒例の「キスミレ観賞の高草山ウオーク」に行ってきました。 今年は生憎の小雨の中のでしたが、生き生きした草花や霧に出会うことができた山歩きでした。 土日連続の降雨確率の高い天気予報でしたので前日まで実施するかどうかを悩みました。 昨年の山歩きの写真(No.836)にもあるような素晴らしい風景を是非見ていただきたいと思い参加できる人だけでも日にちを変更してでも実施したいとも考えましたが、金曜日に前線が南下しよい天気になりましたのでいくつかの天気予報サイトを見て「曇り時々小雨」と予想して実施を決めました。 2022年3月の高草山ウオーク http://h1933.web.fc2.com/hyaku-p/yama836/yama836.html 出来れば晴れの山歩きがいいのですが、地元の低山では雨が降りそうでも少しの雨でも山歩きをすることをお勧めします。 宿泊を伴う遠征して悪天候だった時の山歩きの練習になるからです。 靴や雨具、スパッツ等の防水効果はどうか、とか下着等への汗のかき具合と雨具の関係など試すことができます。 下界は晴れていても高山では雨とか、天候の急変はよくあることです。 私はこれまで、夏の利尻山や後方羊蹄山、富士山等で防寒具や雨具が不十分で困っている人を何人も見てきました。 今回私は2年前に買った防水手袋や防水カメラなどを初めて試すことが出来ました。 昨年夏の北アルプス裏銀座・高天原等4泊5日(No.855~No.865)の山歩きでは天候が少 し悪い日は満室のはずの山小屋が空き空きだった日もありました。 みなさん、天候を見て簡単に予約をキャンセルするんですね。 それは山小屋の収入にも影響しますが、登りたいと思ったけど満室で登るのを諦めた 人にも迷惑です。 特にコロナ禍で50%の定員にしていたので余計に山小屋は大変だったと思います。 キャンセル料をしっかり取るとか、何か良い方法があるといいです。 北アルプス裏銀座・高天原等4泊5日(No.855~No.865)の山歩き http://h1933.web.fc2.com/hyaku-q/yama855/yama855.html ということで、小雨の中を9時過ぎ林叟院駐車場を出発しました(写真1)。 駐車場付近にはサクラやハナダイコンなどが咲いていました(写真2)。 林叟院本堂に寄ってから登山口に向かいます(写真3)。 今回のコースは登りが坂本A尾根コース、下りが坂本Bコースです。 登っていくとシャガやキンランソウが咲いていました(写真4)。 この時期に咲くカトレアに似たシャガは私に春が来たことを教えてくれる好きな花の1つです。 駐車場から10分余で尾根コースと沢コースの分岐です。 尾根コースを通り登っていきます。 ムラサキケマンやアリドオシ(一両)があります。 樹林を抜けた所にある放置された茶畑を刈ってくれてあり歩きやすくなっていました(写真5)。 そこから少し霞んだ駿河湾と焼津港が見えます(写真6)。 近くにある笛吹段公園横の桜が満開なので寄り道をします(写真7)。 そこの東屋で少し休んでから登って行きます。 石脇コースとの分岐に花壇がありますが、そこのシャクナゲがピンクの蕾が2つあり咲きそうでした(写真8)。 ここから急登の階段ですが、両脇のツバキが励ましてくれます(写真9)。 また、足元にはハハコグサが咲いていました(写真10) 。 キスミレ群生地に行くとキスミレが花弁を閉じていました(写真11)。 下見に来た4日前には黄色に染まっていた群落地もよく見ないとキスミレが見えません(写真12)。 少しがっかりしましたが、開いていた花を閉じるというのはキスミレが風雨から身を守る方法なのでしょう。 その先の山道にはエイザンスミレが咲いています(写真13)。 下見の時には例年よりたくさんの株を見つけたのですが、桜の花びらが舞い落ち同じ色目で見つけにくかったです。 先日竹がぼうぼうだった所は竹をきれいに刈ってあり、モミジの木々やスイセンが生き生きと枝や葉を広げていました(写真14)。 秋に紅葉して真っ赤に染まるモミジの木が今から楽しみです。 その上には、タチツボスミレがありした(写真15)。 エイザンスミレ同様にこれも花弁を閉じてはいません。 花びらは雨に打たれていました。 同じスミレでも花によって風雨の対応の仕方が違うんですね。 11時に高草山の山頂に着きました。 ガスがかかっていつもとは違った感じです(写真16)。 ベンチで昼食を取り、2ヶ所のコシノコバイモを観察しました。 高草山が初めての方がありましたので三角点に寄ってから下山です(写真17)。 高草山は双耳峰で2つのピークがあります。 501mの三角点があるのが西峰で、高草権現やベンチがある方が東峰です。 坂本Bコースを下っていると霧が上がってきました(写真18)。 こんな風景も普段は見ることができないものです。 笛吹段公園を眼下に見て下っていきます。 途中の竹林もいつもとは生き生きした感じでした(写真19)。 いろいろな木が新芽を出しています。 やがて林叟院駐車場が見えてきました(写真20)。 桜と桃の共演で素晴らしい景色です。 下っていくと斜面に新しく植えられた名前の付いたサクラの若木がありました。 アジサイもそうですが、林叟院では毎年新しい苗を植え手入れをして周辺を充実させているのがわかります。 素敵な風景はありがたいことですし、お寺が極楽浄土への入口という風景を作りだそうと考えているのかな、と思いました。 満開のサクラに近づくと、花びらを落とさないように耐えているように見えます(写真21)。 花弁の真ん中が白色から赤っぽくなると散り始めると言われています。 この木の花は赤っぽくなっています。 翌日の26日はすごい雨でしたので、もしかするとこのサクラの木は翌日には花びらが散ってしまったかもしれません。 ヤマブキも咲き始め、本日1番元気だったのはこの山吹かもしれません(写真22)。 13時前に、林叟院駐車場に降りました。 小雨の中でしたがしっとりとした雨に包まれ生き生きした草花とガスのかかる幻想的な山を体験した高草山ウオークでした。 |