2023.12.25 MM第926号

    私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus

電子書籍  「焼津アルプス登山ガイド」 デジタル版『18切符風ドイツ貧乏旅行』 CDR 実登 山梨百名山     TOPに戻る  

   

鳥海山(ちょうかいさん 2236m)[七高山](しちこうさん 2229m)

 山形県飽海郡遊佐町・酒田市、秋田県由利本荘市・にかほ市

日本百名山

この山の私の印象等は・・・                                         

「  ルート選択を誤り、強風に耐えながら30分登った 鳥海山[七高山] 」
 
                            

*下に私の感想等の文があります。            

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【歩いた日】     2023年10月3日(火)

【天候】        晴れ、山頂付近は霧と強風

【コース及び時間】  

矢島口p6:35-7:13賽の河原上部7:18-7:38七ツ釜避難小屋7:43-7:55康新道分岐-8:24/8:30-9:09/9:14

-9:30康新道山頂分岐-9:38七高山〈2229m〉9:49-9:50康新道山頂分岐-10:34/10:39-11:00康新道分岐

-11:08八合目11:12-11:51/11:56-12:05矢島口p


        【 登り 2時間42分  下り 2時間2分   合計 4時間44分 】


コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際に歩きにかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。


【日帰り温泉】  鳥海温泉 あぽん西浜(山形県飽海郡遊佐町吹浦西浜) 400円


  
6時前、久しぶりの太陽(写真1) 矢島口の登山口(写真2)
竜ヶ原湿原(写真3) 抜川神社(写真4)
リンドウの大きな株(写真5) 眼下に竜ヶ原湿原(写真6)
賽の河原(写真7) 矢島口7合目(写真8)
アザミ(写真9) 七ツ釜避難小屋(写真10)
七ツ釜(写真11) 七ツ釜(写真12)
ヤマハハコ(写真13) イワギキョウ(写真14) 
右側ガレの道を急登する(写真15) 巻き道になりほっとする(写真16)
雪が積もっていた(写真17)  康新道山頂分岐(写真18)
鳥海山[七高山](写真19)  石畳の登山道(写真20)
やっとガスが晴れ下界も見えてきた(写真21)  7合目の草原(写真22) 
竜ヶ原湿原に戻る(写真23)  矢島口P(写真24) 
 

【感想 等】 

10月初め、静岡から車で「東北7山、紅葉巡りの山旅」に行ってきました。
一番北の青森まで走り南下しながら山に登りました。

まず、「八甲田山(メルマガNo.924)」に登り、翌日「栗駒山(メルマガNo.925)」に登りました。
八甲田山 http://h1933.web.fc2.com/hyaku-r/yama924/yama924.html
栗駒山 http://h1933.web.fc2.com/hyaku-r/yama925/yama925.html

本日は日本百名山の鳥海山です。
21年前の夏、滝ノ小屋登山口から鳥海山に登っています(メルマガNo.15)。
2002年の鳥海山 http://h1933.web.fc2.com/hyaku/yama15/yama15.htm
この時は雪渓や高山植物を楽しんだ山歩きでした。

今回は抜川ヒュッテのある矢島口から登ります。

6時前、矢島口駐車場から久しぶりの太陽が上がりました(写真1)。
今回の山旅3山目ですが、あまり天気はよくないです。
山頂でも晴れていてほしいです。

広い駐車場には数台の車があります。
6時半過ぎ、矢島口の登山ポストに登山届けを提出し出発します(写真2)。

登山口から入ってすぐに抜川ヒュッテがありますが、閉まっていました。
その先が竜ヶ原湿原です(写真3)。

草紅葉が一面に広がっています。
気持ちよく数分歩くと小さな抜川神社があります(写真4)。
そこには小さな池が2つあり、近くにはリンドウの大きな株がありました(写真5)。

神社からは山道に入り、緩やかに登って行きます。
振り返ると竜ヶ原湿原が見えます(写真6)。

灌木の中の石段を登り、賽の河原に出ます(写真7)。

矢島口7合目付近にも草原が広がっています(写真8)。
そんな中にアザミが咲いていました(写真9)。

石がゴロゴロした道を登っていくと7時半過ぎに七ツ釜避難小屋に出ました(写真10)。
中はきれいに掃除されていました。

その近くの登山道には「康ケルン」が設置されていました。
康さんが遭難されて造られたと思ったら初代抜川ヒュッテの管理人で「康新道」も開拓した方のようです。

その先から七ツ釜が始まります(写真11)。
前回登った「滝の小屋登山口」からの湯ノ台道では見られない景色です。
今回このコースを選んで良かった、と思いました。
七ツ釜が続いています(写真12)。
足元にはヤマハハコが咲いていました(写真13)。

8時前、康新道分岐に着きました。
事前に康新道は通行禁止で危険だという情報もありましたが、登山口にもこの分岐にも表示がありません。
じゃあ、周遊になるように康新道を登ってみよう、と瞬間的に思いました。

山頂方向はガスが垂れ込めています。
道はこれまでと違い両側から灌木が迫ってきています。
やがて低木になり周りが見えるようになりました。
足元には1輪のイワギキョウが咲いています(写真14)。
低木なので風が吹き抜けます。

やがて道はガレ沿いの急登になりました。
右側ガレから強風が吹いてきて吹き飛ばされそうな中を登っていきます(写真15)。
時々突風が吹き、左側にある草をつかみます。
反対側からの風ならガレの下に転落します。
右からの風で良かったです。

ガスで前がよく見えない中、30分ほど足を踏んばって登ったでしょうか。
滅多に筋肉痛にはならないのですが、少し筋肉痛になってきました。
何回か引き返そうかとも思いましたが、あと少しと思いかじかんだ手を温めながら登り続けました。

9時半前、ようやく巻き道になり強い風が吹かない場所に来て、ほっとしました(写真16)。
そこには少し雪が積もっていました(写真17)。
気温の低さがわかります。

ようやく康新道山頂分岐に着きました(写真18)。
矢島口からの道に合流したのです。

安心して歩くこと数分、七高山[標高2229m]に着きました(写真19)。
鳥海山新山との標高差7mで、あと30分かからずに最高地点に着きます。
しかし山頂付近はガスで展望がありません。
風は岩の陰で少しだけでした。

山頂へは以前登ったことがあり、今回の目的はピークハントではなく紅葉見物です。
山頂行きをやめ昔からのルートを通り下ることにしました。

下っていくとほどんど弱い風しか吹いていません。
登山ルートによって強風を受ける所とそうでない所がありますが、まさに康新道と昔からのルートの違いでした。

しかも、きれいに敷かれた石畳が続き歩きやすいです(写真20)。

10時半前、「氷の薬師」に着きました。
相変わらずガスはかかっています。

「大雪路」を過ぎ、11時に康新道分岐に着きました。
周遊して元のコースに戻ったわけです。

風もなく下りのコースの楽なこと、そしてかかった時間も休憩を入れて1時間10分です。
やっとガスが晴れ下界も見えてきました(写真21)。

下の方に登りで通った7合目の草原が見えます(写真22)。

そして竜ヶ原湿原に戻ってきました(写真23)。
雲は動いていますが、山頂付近は厚い雲があり登山口や下界は晴れといった天気のようです。

駐車場は少し車が増えましたが、少ないです(写真24)。

湿原や七ツ釜は良かったですが、康新道の登りは強風とガスと寒さにやられ今回の山旅の中で一番つらい経験になりました。


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