2016.12.02 MM 第586号
山伏(やんぶし 2014m)静岡県静岡市・山梨県早川町
日本200名山 静岡の百山 山梨百名山
この山の私の印象等は・・・
「 お花畑のヤナギランは少しは回復した 山伏 」
*下に私の感想等の文があります。
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【歩いた日】 2016年8月16日(火) 【天候】 晴れ 【コース及び時間】 百畳峠登山口発11:14-11:19尾根-11:25山伏小屋分岐11:28-11:37西日影沢分岐-11:44山伏 〈2014m〉12:01-12:08西日影沢分岐-12:20尾根分岐-12:25畳峠登山口P 【 登り 27分 下り 24分 計 51分 】 *コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。 【温泉】 口坂本温泉(300円) 静岡市葵区口坂本 |
広々とした百畳峠駐車場(写真1) | なだらかな山道を登っていく(写真2) |
5分で尾根道に出た(写真3) | 灌木の中の緩やかな道を歩いて行く(写真4) |
左下に山伏避難小屋が見えて来た(写真5) | 西日影沢分岐に着く(写真6) |
シカに皮を剥かれた木々が痛々しい(写真7) | ヤナギランは少なく、クマササに覆われている(写真8) |
山伏(標高2014m)に着いた(写真9) | 咲けないまま終わりそうなヤナギランも多い(写真10) |
少しだけ咲いていたヤナギラン(写真11) | なだらかな尾根はのどかでいい(写真12) |
【感想 等】 旧暦のお盆明けの8月16日、気になっていた静岡市の奥、井川に出かけた。 井川への入口、富士見峠から尾根の中腹の林道勘行峰線を進み笹山(メルマガNo.585)に登り奥に進むと百畳峠に着く。 名前の通り100畳もありそうな広さである(写真1)。 車は3台止まり、下山した5人が昼食を取っていた。 簡易トイレも設置され、山伏に登るには最も簡単な登山口である。 11時過ぎ、出発する。 登山口には「熊出没注意」の看板がある。 ザックから鈴をだし、ザックの横に取り付けた。 また、山頂まで1時間という表示もある。 なだらかな山道を登っていく(写真2)。 3分ほどで、「←水場」と書かれた標識がある。 5分で尾根道に出た(写真3)。 山の間が窪んでいる。 私は標識に沿って、左の尾根道を進んでいく。 また樹林に入った。 灌木の中の緩やかな道を歩いて行く(写真4)。 木々の緑がきれいだ。 尾根道を数分進むと左下に山伏避難小屋が見えて来た(写真5)。 小屋まで降りていくと、そこにも「熊注意」の張り紙がある。 駐在所の速報として今年の6月18日に目撃情報があったことが記させている。 「熊注意」の看板は多いが、いつ目撃したのかという具体的な情報はありがたい。 出くわさないように注意しようという意識が働く。 樹林の中を10分近く歩くと西日影沢分岐に着く(写真6)。 いつも私はこの西日影沢を登ってきている。 登り口近くには市営温泉もあり、3時間という登りの時間もちょうど良く好きなコースである。 四季を通して登っている。 雪の少ない冬、簡単に楽しむことができる(メルマガNo.131)。 秋の紅葉や展望もなかなかいい(メルマガNo.572) 分岐から3分ほどで木々に囲まれた草原に出る。 山頂は近い。 シカに皮を剥かれた木々が痛々しい(写真7)。 そのシカに食べられほとんど絶滅に近かったヤナギランが柵で囲うことで復活しつつあるというので来たのだ。 草原を見るとかつてのようにヤナギランはなく、クマササに覆われている(写真8)。 焼津アルプスのキスミレの群生のように下草を刈ることでもっと復活するのだろうか・・・。 そんなことを考えながら歩く。 クマササの中に濃いピンクの花がぽつぽつ見える。 帰りにじっくり観察しよう。 山道をそのまままっすぐ歩いて行く。 いつもの富士山展望所に寄ったが、今日は富士山が見えなかった。 ここからの富士山がなかなかすばらしいので少し残念ではあった。 山伏(標高2014m)には11時44分に着いた(写真9)。 山頂先の南アルプス展望所には2人組がいるだけで他には誰もいなかった。 (残念ながら富士山同様、南アルプスも今日は展望できない) ヤナギラン観察用に作られた木道の隅で昼食にした。 花のピークはやや過ぎているが、それ以上に咲けないまま終わりそうな花も多い(写真10)。 気温や降水量といった天候が関係しているのかもしれない。 咲いているヤナギランを撮影する(写真11)。 これだけ花が戻って来たことをうれしく思う。 帰路は同じコースを戻る。 木々や草花を見ながら下る。 なだらかな尾根には草いっぱいの所もありのどかでいい(写真12)。 12時半前百畳峠駐車場に着く。 1時間弱の山歩きであったが、2000m級の山を堪能できて良かった。 帰りは勘行峰線から県道27号線を下り、口坂本温泉に寄る。 静岡市営温泉の中では300円と破格値で、駐車場は一杯であった。 ただ、湯船はあまり人がいずゆっくり浸かることができた。 山から下りてから、山歩きを振り返りながらの温泉は格別である。 |