2022.09.26 MM第861号

    私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus

電子書籍  「焼津アルプス登山ガイド」 デジタル版『18切符風ドイツ貧乏旅行』 CDR 実登 山梨百名山     TOPに戻る     


祖父岳(じじだけ 2825m)・雲ノ平(くものだいら 2465m)
・高天原(たかあまはら 2128m) 

富山県富山市 北アルプス

この山の私の印象等は・・・                                         

「 徒渉や花々、雪渓歩き、森林といろいろ楽しんだ 祖父岳・雲ノ平・高天原 」
 
                            

*下に私の感想等の文があります。            

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【歩いた日】     2022年7月23日(土)

【天候】        小雨後晴れ

【コース及び時間】

三俣山荘7:06-8:02/27-8:37祖父岳分岐8:41-9:00祖父岳〈2825m〉-9:13祖父岳分岐9:18-10:00

雲ノ平山荘10:12-11:09/18-11:44高天原峠-12:11薬師沢の橋12:18-12:35高天原山荘

    【 (三俣山荘~雲ノ平山荘) 2時間40分  (雲ノ平山荘~高天原山荘) 2時間7分  合計 4時間47分 】


*コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。

【宿泊】      高天原山荘(3食付 13,000円)
高天原山荘 https://plaza.rakuten.co.jp/masarus/diary/202208190000/

【温泉】      高天原温泉(山荘から徒歩20分) 宿泊者0円 日帰り入浴300円
高天原温泉 https://plaza.rakuten.co.jp/masarus/diary/202208240000/

  
クルマユリ(写真1) 黒部川水源地標(写真2)
沢を徒渉する(写真3) 小川となった山道を歩いて行く(写真4)
祖父岳分岐(写真5) 雪渓の中を登る(写真6)
祖父岳〈2825m〉(写真7) チングルマ(写真8)
ハイマツの中を歩く(写真9) 地塘(写真10)
コバイケイソウの群生(写真11) 雲ノ平山荘が見えてきた(写真12)
雲ノ平山荘(写真13) ヨツバシオガマ(写真14) 
ぬかるんだ樹林の中を下っていく(写真15) 植生が変わり広葉樹林に(写真16)
はしごを使って下る(写真17)  沢を渡る(写真18)
カラマツソウ(写真19)  オオバミゾホオズキ(写真20) 
薬師沢の橋を渡る(写真21)   高天原(写真22)  
ニッコウキスゲ(写真23)  高天原山荘 (写真24)
 

【感想 等】 

7月下旬、4泊5日で「北アルプス裏銀座&高天原周辺」を周遊してきた。
今回のコースは、高瀬ダム→烏帽子岳→烏帽子小屋(泊)→野口五郎岳→鷲羽岳→三俣山荘(泊)→三俣蓮華岳→雲ノ平→高天原山荘(泊、高天原温泉)→赤牛岳→水晶岳→水晶小屋(泊)→南真砂岳→青嵐荘→高瀬ダムである。

1日目は「高瀬ダム→烏帽子岳→烏帽子小屋(泊)」。
烏帽子岳 http://h1933.web.fc2.com/hyaku-q/yama855/yama855.html

2日目は烏帽子小屋を出発し野口五郎岳→鷲羽岳→三俣山荘(泊)。
野口五郎岳 http://h1933.web.fc2.com/hyaku-q/yama856/yama856.html
鷲羽岳 http://h1933.web.fc2.com/hyaku-q/yama858/yama858.html

小雨の中、三俣山荘を5時21分に山荘を出発し、三俣蓮華岳ピストン。
(山荘の様子は別ブログにまとめてある)
三俣山荘 https://plaza.rakuten.co.jp/masarus/diary/202208170000/
三俣蓮華岳 http://h1933.web.fc2.com/hyaku-q/yama860/yama860.htm

6時半に三俣山荘に戻ったが、ちょうど雲ノ平方向に行った女性2人が戻ってきた。
「沢が増水して黒部川水源地標の所が徒渉できないので、連泊する」という。

雨は朝よりひどくなっているが徒渉できないほどの大雨ではないように思った。
7時過ぎ、1人出発する。

山道脇にはクルマユリが咲いている(写真1)。

黒部川水源地標には20分ほどで着いた(写真2)。
水かさは普段より多いようだが靴を濡らさないで渡ることができそうである(写真3)。
流されそうだと思ったら浅い所を選び、川の中をロープを使って渡ればいい。
私は石の上を飛び簡単に通過できた。

ここが黒部川の源流だ。
天気がよければ上流に遡っていくのも面白いだろう。

急なアップダウンもなく歩きやすい道ではあるが、雨で所々小川となった山道を歩いて行く(写真4)。

8時半過ぎ、祖父岳への分岐に着いた(写真5)。
祖父岳は近いし時間もあるのでザックを置きピストンすることにした。

木道を登っていくとその先は雪渓の中を登る(写真6)。
雪渓を歩けるとはラッキーである。
ワリモ北分岐に向かう方が歩いている。

分岐から20分弱で祖父岳〈2825m〉に着いた(写真7)。
展望はなく消えかけた標識がケルンに立てかけてあるだけだ。

すぐに下山をして休憩は分岐でした。
チングルマがちょうど満開だ(写真8)。

ハイマツの中を歩く(写真9)。
そこから出ると咲き終わり顎になったチングルマが一杯だ。

その先には地塘がある(写真10)。
山で見る地塘も好きな風景である。

雲ノ平キャンプ場を過ぎるとコバイケイソウの群生が広がっている(写真11)。
そして雲ノ平山荘が見えてきた(写真12)。

ちょうど10時、雲ノ平山荘に着いた(写真13)。
私がベンチで休んでいると熟年カップルが来た。
彼らは薬師沢が増水で通れないので雲ノ平経由で高天原に行くという。
最近雨が多いのでこんな所にも影響が出ていた。
明日の温泉沢遡上が心配になった。

雨はやんだ。
しかしまたいつ降ってくるかはわからないので雨合羽は着たままだ。

雲ノ平にはヨツバシオガマも咲いていた(写真14)。
何本も木板の道が通り高天原へのルートがわかりにくかった。

少し登りコロナ観測所を通り樹林帯を進む。
その後はぬかるんだ樹林の中を下っていく(写真15)。
山道は結構痛んでいて歩きにくい。

植生が変わり広葉樹林になり平坦な木道を進む(写真16)。
コバイケイソウの群落がありイワカガミが咲いている。

そしてはしごを使って下る(写真17)。
いろいろ変化に富んでいて面白い。
ゴゼンタチバナやコウモリソウ、キヌガサソウが咲いている。

1時間半かかり高天原峠に着いた。
小さな沢を渡る(写真18)。
ロープが張られているが増水時は流される心配があるのだろう。

カラマツソウ(写真19)やオオバミゾホオズキ(写真20)が咲いている。
オオバミゾホオズキは始めキツリフネだと思ったがよく見ると花びらの形が違った。

薬師沢の橋を渡る(写真21)。
その先にはニッコウキスゲが咲いている。

草原が広がっているから高天原に着いたのだ(写真22)。
岩苔乗越分岐を越えれば高天原山荘は近い。
天気も回復してきた。

地塘があり、ニッコウキスゲがたくさん咲いている(写真23)。
今回はニッコウキスゲの時期にぴったり合いうれしい。

12時半過ぎ、高天原山荘に着いた (写真24)。
山荘の前にもニッコウキスゲが咲いていて素敵だ。

宿泊の受付を済ませ、少し休んでから高天原温泉&竜晶池に出かけた。
竜晶池に行くには露払いでびしょ濡れだったが高天原温泉は1人だけの独占入浴をし疲れを取ることができた。
高天原温泉は硫黄臭が強く帰宅して服を洗っても匂いが取れないくらいだった。

(高天原山荘、高天原温泉&竜晶池は別ブログにまとめてある)
高天原山荘 https://plaza.rakuten.co.jp/masarus/diary/202208190000/
高天原温泉&竜晶池 https://plaza.rakuten.co.jp/masarus/diary/202208240000/

徒渉や花々、雪渓歩き、森林といろいろ楽しんだ祖父岳・雲ノ平・高天原であった。
5日間の山歩きで一番変化に富んだ1日であった。


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