2009.09.24 MM第277号
*下に私の感想等の文があります。また、メールアドレスを登録していただきますと、この文章が「無料メールマガジン」で毎週あなたに届きます。
【歩いた日】 2009年7月19日(日) 【天候】 曇り 【コース及び時間】 白根山レストハウスP16:00発−16:10ロープウェイ山頂駅16:15−16:43鏡池分岐−16:55遊歩道最高地点〈2150m〉 17:12−17:20鏡池分岐17:24−17:40鏡池17:43−18:07ロープウェイ山頂駅−18:20白根山レストハウスP 【 登り 50分 下り 1時間1分 合計 1時間51分 】 *コースタイムは休憩や写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。 |
「白根火山ロープウェイ」の山頂駅先のリフトを過ぎた道(写真1) 鮮やかなコマクサが至るところにあり目を引く(写真2) どこもかしこもコマクサ・コマクサにびっくり(写真3) 分岐から10分ほどで「遊歩道最高地点2150m」に着いた(写真4) これが2170mの本白根山ピークだろうか(写真5) 空釜を回り込むように進んでいくと、「鏡池」が見えてきた(写真6)
【感想 等】 7月の3連休、ETC1000円割引を使って、長野県北部に出かけた。 まず、「黒姫山」、「戸隠山」に登り、「飯縄山」、「斑尾山」に登った。 斑尾山から下山し、登山口からのがたがた道を下っている途中、車のタイヤがバーストしたことを前回書いた。 スペアタイヤに交換し県道96号線に出ると、これからの目的地草津白根山方向に向かった。 豊田飯山IC近くにガソリンスタンドがあったので、パンク修理を頼むと、担当者が15分くらいで帰ってくると言うことだったので待つことにした。 しばらく待って帰ってきた、若いパンク修理ができる担当者は、タイヤを見るなり「これは修理無理ですねぇ」と言う。 今の車はほとんどパンクや故障の修理をすることはないが、四国の剣山(日本百名山)から下りて石鎚山(日本百名山)に向かった時の苦い思い出があるので、そんな予想はついていた。スチールラジアルタイヤはパンクをしてから走ると使い物にならなくなるのだ。 タイヤを販売している自動車用品店を教えていただいて、国道117号線を飯山市内に向かった。 臨時の出費も痛かったが、タイヤを交換し出発するまで1時間半のロスタイムはもっと痛かった。 そのため、草津白根山登山口の白根山レストハウスに着いたのは16時近かった。 すぐに山歩きの準備をし出発した。 駐車場にはまだ多くの車があり湯釜に向かう人達はいる。 しかし、もう16時ともなると本白根山方向に歩いている人はいない。 前回、草津白根山(日本百名山)に登ったときは10月で、「湯釜展望台」で良しとした。 今回は、現在16時という時間を考えると、本白根山だけでぎりぎりである。 駐車場から道路を渡りバス停付近から標識通りに山道に入った。 まっすぐに「逢ノ峰」を越えるコースと山腹を巻くコースがあるが、左の山腹を巻くコースを選んだ。 なだらかな道を歩いていくと10分で「白根火山ロープウェイ」の山頂駅に出た。 白根レストハウス近くの弓池からの車道を通ってきたバスが止まっていた。 近くにある案内図を見てこれからのコースを確認した。 というのは地形図も持ってきているが、入山規制がどこなのかどうもわからないのだ。 まずは、スキー場のリフトの右を通って空釜をめざすことにした。 リフトの止まっているスキー場を通り、山道を登って行くと1人登山者が下りてきた。 その先には「本白根山登山道入口」の標識があった(写真1)。 樹林帯の中の登りには立派な木道が付けられ歩きやすい。 2171mのピークの中腹を回り込むと斜面にコマクサが現れた(写真2)。 コマクサはこれまで色々なところで見てきた。 例えば、蔵王山(日本百名山)、餓鬼岳(日本二百名山)、白馬岳(日本百名山)、などである。 今回はそれらとは比べものにならないくらいたくさんのコマクサが咲いていた。 しかも、それは1つの斜面だけでなくあちらにもこちらにも、といった具合にあるのである(写真3)。 ロープウェイ駅から30分、鏡池分岐に着いた。目の前には「空釜」があり、水が溜まっていない噴火口跡であろう。 鏡池とは反対側の南に進む。この辺りにもコマクサが一杯である。 分岐から10分ほどで「遊歩道最高地点2150m」と書かれた標識のある所に着いた(写真4)。 地形図では、2170mの本白根山ピークへは道はなかった(写真5)。 しかし地形図には、「遊歩道最高地点2150m」より高い2165mのピークへは点線が書かれている。 その道を探したが、ロープで柵が付けられていて入ることができなかった。 もう少し南に進むと、万座温泉方向が展望できた。下の方は晴れてきていた。 分岐まで戻り、鏡池方向に進んだ。 少し登ると、「展望所」があり、空釜や眼下が眺めることができるようになっていたが、ガスがかかってきた。 空釜を回り込むように進んでいくと、「鏡池」が見えてきた。これも噴火口の跡であろう(写真6)。 水が溜まった噴火口と言えばいくつかあるが、九州の霧島山(日本百名山)の大浪池と韓国岳を思い出す。 大浪池は常時水を溜めているが、韓国岳は運良く水が溜まっているときに訪れることができた。 時刻は徐々に18時に近づいてきた。 鏡池からは良く整備された木道をどんどん下っていった。 2035mのピークを左手に回り込んでいくと、「白根火山ロープウェイ駅」への分岐に着いた。 日没までには駐車場まで着ける、と安心した。 白根火山ロープウェイ駅を通り、18時20分白根山レストハウスに着いた。 まだ観光客が残っていて安心した。 天気は今一歩であったが、すばらしいコマクサの群落を見ることができて良かった。 3連休の2日目、長い1日の楽しい山歩きが終わった。 |