2021.01.04 MM 第773号

    私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus
電子書籍  「焼津アルプス登山ガイド」 デジタル版『18切符風ドイツ貧乏旅行』 

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カンビレーの滝・マリユドゥの滝 沖縄県八重山郡竹富町 西表島


この山の私の印象等は・・・                                         

「 わかっていたが山ヒルにやられてしまった カンレビーの滝・マリウドゥの滝 」
 

                        *下に私の感想等の文があります。            

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【歩いた日】     2020年3月19日(木


【天候】        小雨のち曇り

【コース及び時間】  

浦内川遊覧船乗り場9:30-(浦内川ジャングルクルーズ)-9:55軍艦岩-10:16マリユドゥの滝展望台-10:31

カンビレーの滝10:41-10:49マリユドゥの滝近く9:55-11:02マリユドゥの滝展望台11:16-11:32軍艦岩

12:00-(浦内川ジャングルクルーズ)-12:20浦内川遊覧船乗り場


  【 登り 36分  下り 31分   合計 1時間7分 】


*コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。


  
浦内川遊覧船乗り場(写真1) 浦内川ジャングルクルーズ(写真2)
白い花が咲いている(写真3) 8km先まで上流に向かう(写真4)
軍艦岩に着く(写真5) 小雨の中奥へと向かう(写真6)
ジャングルらしい小雨で小さな滝が(写真7) マリユドゥの滝展望台から(写真8)
八重山ツツジが咲いている(写真9) ポットホールがいっぱいある(写真10)
カンビレーの滝(写真11) カンビレーの滝、岩に掘った落書き(写真12)
再びマリユドゥの滝展望台(写真13)  ポットホールに丸い石が(写真14)
浦内川ジャングルクルーズ船が着く(写真15)  浦内川遊覧船乗り場近くでカヤックを(写真16)
 

【感想 等】 

「沖縄県の山(山と渓谷社)」に載っている西表島の山でガイドなしで登ることのできる数少ないポイントである。
よく整備されていて、1時間半の手軽なトレッキングができる、とある。

西表島の最西端、白浜に泊まりバスで「浦内川遊覧船乗り場」のある浦内川バス停に向かう。
バスは1日4便しかなく、始発の7時40分発に乗り、7時51分には「浦内川」に着いた。

軍艦岩への船の始発は9時半である。
船の時刻まで2時間近くある。
次のバスは10時40分まで待たねばならず、時間を有効に使うにはこれしかなかった。
それで、付近を散策したり宇多良探鉱跡(山の記録No.764)に行ったりして時間を消化した。

私が着いた時には清掃中のスタッフしかおらず、浦内川遊覧船乗り場は静かであった(写真1)。
少しずつ客が来て10名ほどになった。
やはり車やツアーで来る方が多かった。
帰りはカヤックでという少人数ツアーに参加している方もあった。

9時半、定刻に浦内川ジャングルクルーズ船は出航した(写真2)。
音声による解説を聞きながら浦内川の奥へと進んでいく。

15分ほど走ると、小雨が降ってきた。
今回の8日間の旅で2回目の雨である。
仕方ない降雨ではあるが、山歩きの日には降らないで欲しいものだ。

マングロープの林を見ながら進んでいくと、川淵に白い花が咲いている(写真3)。

8km先まで上流にどんどん向かって行く(写真4)。

9時55分、軍艦岩に着いた(写真5)。
軍艦岩という大きな軍艦型の岩があると思ったがそうでもなかった。
8kmのここまでは見かけなかった小さな岩場があり、そこが船の発着場になっている。

小雨の中、奥へと向かう(写真6)。
合羽を着るほどではないので、小さな傘を差して歩いて行く。

小雨でジャングルらしい小さな滝が所々にある(写真7)。
途中、靴に上がってきた山ヒルを取っている方がいた。
先ほどの半ズボンの2人組は大丈夫なのだろうか。

20分ほど歩くと、マリユドゥの滝展望台への分岐があった。
少し登るとマリユドゥの滝展望台があり、少し離れたところにマリユドゥの滝が見える(写真8)。
それほど大きな滝ではない。
西表島の最高峰である「古見岳(メルマガNO.763)」が標高470mであるから大きな滝、迫力がある滝を期待しても仕方がないのかもしれない。

10時半、カンビレーの滝に着いた。
軍艦岩から30分余である。
思った以上に近い。
ここが今日の目的地である。

近くには、八重山ツツジが咲いていた(写真9)。
緑や黒の世界でツツジの赤がひときわ目立っていた。

足下を見ると、岩が削られてあいたポットホールがいっぱいある(写真10)。

小雨がやんだ。
ラッキー!

このカンビレーの滝は段差はあまりなく、滝の周辺は緩やかな岩からできている(写真11)。
写真は一番段差のあるところのものである。
周りの滑らかな岩の部分も滝というのだろうか。

足下を見ながら歩いていると、岩に掘った落書きがあった(写真12)。
記念に掘ったのだろうが、これはなかなか消えない。

西表島が世界自然遺産になった時には、消さざるをえないだろう。
富士山頂の石を並べて作った落書きを消したように・・・。

楽しんだら来た道を戻る。
マリユドゥの滝へは下ることができないようだが、行けるところまで行ってみよう。
途中から階段が壊れている。
早く直していただきたいものである。

帰りの船に乗るまでの時間もあるので、またマリユドゥの滝展望台に寄る(写真13)。
下を見ると山ヒルが2匹這っている。

私も靴周辺を確かめたがヒルにはやられていなかった。

11時半過ぎ、軍艦岩遊覧船乗り場に着いた。
時間があったので周辺を散策するとポットホールに丸い石が入っているものもあった(写真14)。
この石と流れる水によってポットホールができるのだ。

近くの東屋で他の乗客と船を待つ。
彼らの中にはヒルにやられ皮膚から外している方もいた。
私は気をつけて歩いていたので足周辺を探したがヒルは見当たらなかった。
ヒルにやられていない、と安心した。


11時45分、浦内川ジャングルクルーズの船がやってきた(写真15)。
水面が鏡のようだ。

乗っている客も待っている客も少ない。

定刻にクルーズ船「マリウド2号」は出発した。

途中、黄色の「マリウド1号」にあったが、乗客は4人であった。
この船の乗客よりもっと少ない。

浦内川遊覧船乗り場に近づくとカヤックをしているグループがいる(写真16)。
そんな楽しみもこの西表にはある。

12時20分に船は着き、上原に向かうバスを待つ。
バスは12時51分発、1日4本のバスがちょうどすぐありラッキーだった。

バスに乗ってから、靴下に少しかゆさを感じたので脱いでみるとなんとヒルが2匹付
いていた。
やられてしまった。
取ろうとヒルを持ったがヒルはしっかり吸い付いていて取れない。

ヒルを取る方法は3つ知っている。
火で炙るか、塩などのヒルが嫌いな物を付けるか、たたいて気絶させるか・・・。
手持ちの道具はないので3つめの方法でやるしかない。
または満腹になり自然に取れるのを待つか・・・。

私はこれまで2回、山ヒルにやられている。
そのときの様子を知りたい方のためにここに載せておく。
1回は篠井山、2回目は観音山である。

「たたいて気絶させる」でやることにする。
足を思いっきり何回もたたく。
数回たたくと何とか足下落ちた。
足はたたいた跡が真っ赤になっていた。
ただ、やられてから時間がたっていないようでそれほど血も出なかった。

落ちたヒルはまた這い回りだした。

最後の山歩きはとんだヒル騒動もあったが、充実した楽しい石垣島・小浜島・竹富島・西表島の8日間であった。

10回に分けてメルマガ&HPにそれらを載せてきた。
それ以外のものは「楽天ブログ」に載せたので興味がある方はブログを見てください。


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